なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのかPhoto:PIXTA

ダイヤモンド・プレミアム(有料会員)ならダイヤモンド社のベストセラーが電子ブックでお読みになれます!月ごとに厳選して提供されるダイヤモンド社の話題の書籍から、ここでは一部を抜粋して無料記事としてお届けします。全体をお読みになりたい方はぜひダイヤモンド・プレミアム(有料会員)にご登録ください!今回は2020年10月提供開始の『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』。一流のビジネスパーソンが、どのように「疲れ」をコントロールし、「翌日に疲れを持ちこさずに働き続けているのか」、その方法を39の習慣でご紹介します。

はじめに
仕事のパフォーマンスを上げるV字回復の法則

 疲れない体を手に入れたい。

 これは、働き盛りのビジネスパーソンなら誰もが一度は思うことではないでしょうか。徹夜が続いた翌日のプレゼン、休日明けでもなんとなく続く疲労感、そんなときについつい思ってしまうのが、「疲れない体が手に入れば」ということです。現に、医師という立場の私は、よく患者さんから「なぜだかわからないですが、疲れるんですよ。どうすれば疲れない体が手に入りますか?」という質問を受けます。

 本書を手にしたあなたも、同じように「疲れない体を手に入れたい」と思っているのではないでしょうか。もし、そんなあなたが「疲労」を訴えて病院に行ったら、担当の医師は、たっぷりの睡眠を取り、栄養の考えられた食事をし、しばらくゆっくりして仕事をセーブしたらいかがですか、と言うでしょう。確かに、そうできれば「疲れない体」を手に入れることは、もしかしたら可能かもしれません。しかし、ビジネスパーソンにとって、毎日たっぷりの睡眠時間を確保することも、専属栄養士が考えたような完璧な食事を三食摂ることも、ストレスのまったくない仕事をすることも不可能です。冒頭でも申し上げたとおり、私は医師ですが、同時に経営者でありコンサルタントでもあるので、日々戦っているビジネスアスリートがそんな夢のような毎日を送れないことは、身を以(も)って知っています。