「マネジメント」という言葉から、あなたは何を想像するだろうか。経営か、部下の管理か、組織改革か――。

 マネジメントの父と呼ばれるP.F.ドラッカー氏は、“組織として成果を上げていくための道具、機能、機関がマネジメントだ”としている。その言葉の通りだとすると、組織で成果を上げるものは、全てマネジメントだといえる。

 そんな、全ての仕事の土台であるマネジメント自体が、根底から変わろうとしている。なかなか変わらなかった働き方が、コロナ禍で激変したためだ。そして、企業や専門家への取材で誰もが「コロナが終息しても、リモートワークは残る」と口をそろえる。変化は一時のものではなく、確実にリモートと対面とが併存した働き方が“当たり前”になるのだ。

 この変化に合わせて、マネジメントもアップデートしていくことは避けられない。あなたがもし、旧来型の日本の組織で力を発揮できていないとしたら、ピンチをチャンスに変える絶好のタイミングだ。

 一方、対応に遅れてしまったら、 評価も年収も下がり、出世コースを外れる可能性もある。

 ところが現状では、コロナ禍という不測の事態において、いまだに多くの課題と向き合うビジネスパーソンたちが参考にできる教科書がない。コロナ禍でのマネジメントの方法についてまとまったノウハウ集は、まだどこにも存在していないのだ。