◎ふつうの会社員でも10年あれば、気づいたときには1億円
小型株は伸びしろが大きいわりに、目をつけている投資家が少ない。
それだけに、株価が何倍にも伸びる可能性をふんだんに秘めている。
大学時代に投資を始めた著者は、6~7年後に資産1億円を達成。
いまでは1銘柄だけでも億単位のリターンを得ている。
10万円から株式投資をスタートしたとしても、
収入から生活費を除いた分を追加して投資額を増やしていけば、
1年で資産100万~200万円は十分目狙える。
すると銘柄の選択肢が広がり、資産を急角度で増やせる可能性がアップ。
資産1000万円くらいで壁にぶつかりがちだが、
この壁を突破すれば10万円を100万円、
100万円を1000万円に増やした感覚で“億り人”に近づける。
ベストセラー『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』の刊行から1年。
『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブルとして、
小型株集中投資のテクニックを全公開!

個人投資家が大きな資産<br />を築くための「最短ルート」とは?Photo: Adobe Stock

なぜ小型株がいいのか?

小型株集中投資は、個人投資家が大きな資産を築くための最短ルートでもあります。

ふつうの会社員が少額から投資を始めて、数年で資産の桁を1つ2つ増やそうとするなら、小型株集中投資がいちばんの近道、というのが私の結論です。

ひと言で「株」といっても、時価総額によって「大型株」「中型株」「小型株」と大まかに分かれます。

日本の上場会社数は3719社(2020年8月現在)ありますが、そのうち大型株は時価総額・流動性が高い上位100銘柄、中型株は大型株に次いで時価総額・流動性が高い400銘柄、小型株は大型株、中型株に含まれない残りの全銘柄(約3200銘柄)とされています。

そのなかでも私は「小型株」(特に時価総額300億円以下)を投資ターゲットにしているわけです。

誰もが知る大企業の銘柄を好んで投資する人もいますが、そういった大型株はすでに大きく成長しているので、小型株に比べて伸びしろは小さいです。

投資先は、いま有名でなくてもいいのです。これから大きく伸びて有名になる会社に投資しましょう。

投資で大切なのは「いまの事業規模」ではなく、「未来の事業規模」です。

今後の伸びしろが大きければ大きいほど、株価が上がる可能性が高く、期待できる投資リターンも大きくなります。これが小型株に投資すべき大きな理由です。

小型株への投資は、個人投資家ならではの投資戦略でもあります。

大きな資金を運用する「ヘッジファンド」や日本の年金積立金管理運用独立行政法人「GPIF」などの機関投資家は、自分たちの売買で大きく株価が変動してしまうので、小型株へ投資しようにもなかなかできません。

一方、機関投資家に比べて運用資金の少ない個人投資家であれば、フットワーク軽くこのような小型株にも投資することができます。

個人投資家が大きな資産<br />を築くための「最短ルート」とは?