大卒入社3年目のこと。貯金100万円を元手に、
40歳をちょっと過ぎるまでに株式投資で生涯賃金2億円を稼ぐことを決意した。
でも、投資はまったくの素人。完全に知識ゼロの状態だった。
そこで、日中はサラリーマンとして忙しく働きながら、
株式投資の入門書を買って勉強するところから始めた。
最初は短期売買を繰り返して失敗したが、
より落ち着いて取引できる中長期投資に方向転換したところ、“勝ちパターン”が見つかった。
どんどん資産を増やし、当初の計画前倒しで資産2億円達成!
サラリーマンにして株式投資で月400万、500万円の利益を出すことはざら。
多い月には1000万円を軽く超える含み益を得ている。
その投資手法は、堅実で着実。
『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の著者・弐億貯男が、
すべてのサラリーマンにおすすめの投資スタイルを手取り足取り伝授する。
「会社の人は誰も知らないけれど、実はボク、いつ会社を辞めても大丈夫なんです!」――弐億貯男

年金 積み立てPhoto: Adobe Stock

自分の年金運用を
放置していませんか?

私が勤める会社は、2012年に「企業型確定拠出年金」を導入しました。

企業型確定拠出年金とは、企業が毎月の掛け金を拠出(積み立て)して、従業員(加入者)が自ら年金資産を運用する制度です。

このように運用手段を従業員が決める確定拠出型で、従業員の年金を支払う企業が増えており、厚生労働省の2018年の調査によると、確定拠出型を導入している企業は5割を超えています。

運用結果次第で企業の負担が重くなる従来の「確定給付型」を嫌って、確定拠出型に移行する企業が増えており、年金はかつての企業任せから個人による年金運用が主流になりつつあるのです。

みなさんがお勤めの会社でも、確定拠出型年金を導入しているのではないでしょうか?

確定拠出型で積み立て・運用した年金資産は60歳以降、一時金もしくは年金として受け取ることになりますが、従業員が自分自身で投資信託などの金融商品を選択して運用する必要があります。

ところが、「よくわからない」「めんどくさい」「興味がない」などと、運用先が銀行の1年定期預金など初期設定のまま、放置しているケースも結構多いのではないかと思います。

大手銀行の金利は普通預金で年0.001%、定期預金は期間を問わず年0.002%となっています(2020年11月現在)。

仮に100万円を1年定期預金にしても利息はたった20円(税引き前)、10年でも200円(同)です。

これでは年金資産が、いつになっても増えません!