仕事に就職に出世。ビジネスの成功を左右するのは人脈だ。そして大学のOB組織は人間関係づくりの強力な武器となる。慶應義塾大学のOB組織である「三田会」や早稲田大学の「稲門会」はその代表的な存在だ。コロナ禍により人間関係の在り方に変化が生じる中で、危機を乗り切る強い絆はどう生まれるのか。特集『慶應三田会vs早稲田稲門会』は、1月11日(月)から17日(日)までの全16回連載で勢力を拡大する私学2強の学閥力の秘密に迫る。
#1 1月11日(月)配信
慶應が東京歯科大との合併で奪取する、歯学部とは別の「虎の子」とは?
慶應義塾大学と東京歯科大学が2023年4月の統合に向けて協議を開始した。統合で慶應が得るものは歯学部だけではない。実質的に支配していた東京歯科大の「虎の子病院」も手中に収めることができるのだ。
#2 1月12日(火)配信
慶應OBが多く住む自治体ランキング!トップ5は「50人に1人」の密集度
ブランド志向が強いとされる慶應OB。その傾向は居住地にも表れる。40万人近い慶應OBが多く住む市区町村を分析すると、「50人に1人」は慶應OBという慶應密集エリアが浮き彫りになった。
#3 1月12日(火)配信
慶應三田会が「最強人脈」である理由、早稲田稲門会と徹底比較
同級生や地域、大企業、士業……。多岐にわたる大学の同窓会ネットワークの中でも、ビジネス界で圧倒的な存在感を放つのが三田会だ。三田会の組織力の源泉はどこにあるのか。
#4 1月12日(火)配信
慶應三田会「ヒト・モノ・カネ」を検証!人脈・経済圏の好循環を生む理由
肥大化を続ける慶應義塾大学と三田会。規模の拡大は新たな人脈と経済圏を生み出し、それに引かれてさらに人が集まるという好循環につながる。慶應三田会の肥大化をヒト・モノ・カネで徹底検証した。
#5 1月13日(水)配信
慶應の学食「山食」の経営危機に支援金3000万円超!三田会・驚異の集金力
慶應の文化は寄付――。他大学と比べて慶應が秀でているのは、圧倒的な結束力と集金力だ。コロナ禍で経営が苦しくなった大学の学食のクラウドファンディングの支援に3000万円以上が集まった。その舞台裏を山食の谷村忠雄社長に聞いた。
#6 1月13日(水)配信
慶應三田会に入る「最短ルート」は?大学院、通信…「学歴ロンダリング」も
私立最難関である慶應義塾大学の入試という高いハードルを越えなくても、三田会に入る方法がある。芸能人の大学院合格などでたびたび話題になる「学歴ロンダリング」だ。三田会入りの裏技を追った。
#7 1月13日(水)配信
早稲田大の悲願「医学部創設」3シナリオを検証、慶應猛追の現実味
慶應にあって早稲田にない――。それは医学部だ。早稲田大学の田中愛治総長は「医学部創設」を総長選挙の公約に掲げ、勝利を収めた。悲願の「早稲田医学部」実現に向けた三つのシナリオを追った。
#8 1月14日(木)配信
地銀首脳39人「早慶対決」勢力図、最大学閥・慶應が早稲田と主役交代?
地方銀行の首脳だけが参加できる地銀頭取三田会。2014年の初会合の直前、頭取の慶應人脈が突破口となった再編事案が明るみに出たことで、業界の注目組織に躍り出た。ところが大物頭取の失脚で勢いに陰りが出ている。
#9 1月14日(木)配信
慶應三田会「最高幹部」評議員97人の老人支配、血脈優先の閉鎖サークル
慶應には珍しい特徴がある。選ばれた慶應OBで構成された評議員会が、意思決定の最高機関なのだ。評議員にはビジネス界の大物が名を連ね、大学職員は少数派だ。慶應最高幹部の実態を追った。
#10 1月14日(木)配信
慶應生の“指名青田買い”で企業人事部が大注目、「キャリア三田会」の正体
就職最強との呼び声も高い慶應義塾大学。そんな慶應の就活生の間でひそかに広がる就活術がある。キャリア三田会の活用だ。慶大生を青田買いできるとあって、企業の人事部も注目し始めた。
#11 1月15日(金)配信
「慶應ブランド」が早稲田に劣勢の理由、SFC改革精神の喪失と不祥事連発
学部を次々と増やし、勢力拡大を続けてきた慶應。だが、近年は不祥事が連発し、慶應のブランド価値を損ねる事態が生じ始めている。また、大学改革ではかつての精神が薄れ、早稲田が付け入る隙になっている。
#12 1月15日(金)配信
上場535社「慶應vs早稲田」出身社長の通信簿、企業価値を上げたのは?
日本経済を動かす慶應と早稲田の出身者。その影響力はどちらが大きいのか。どちらが経済を活性化させているのか。慶應・早稲田出身の上場企業535社の社長の経営力を徹底比較した。
#13 1月15日(金)配信
不動産三田会インサイダー座談会「毎月必ず会員同士で取引成立」
三田会の中でもとりわけビジネス上の実利で結び付いているのが「不動産三田会」だ。会員限定の物件情報が飛び交い、毎月必ず会員同士の取引が成立している。不動産三田会の強さの秘密を座談会形式で明かしてもらった。
#14 1月16日(土)配信
慶應ヒエラルキーの頂点「幼稚舎」ライフ徹底解剖!総コスト、入学ルート…
同じ慶應義塾大学のOBであっても、見えないヒエラルキーがある。一目置かれるのは“慶應純度100%”の幼稚舎出身者だ。高額な費用をかけてまで、なぜ幼稚舎を目指すのか。幼稚舎に入る定番ルートは何か。
#15 1月16日(土)配信
「慶應は男性社会」連合三田会初の女性トップ・菅沼会長に聞く
38万人を超える慶應の同窓会組織、三田会。企業や地域など800を超す三田会を取りまとめるのが連合三田会である。その会長に女性として初めて就任した菅沼安嬉子氏に、三田会の結束力の秘密を聞いた。
#16 1月17日(日)配信
「慶應卒は出世に有利」は本当か?百貨店・不動産業界、慶應パワーの実態
「石を投げれば慶應出身者に当たる」といわれる百貨店業界。超有力OBがトップに就いた不動産大手。ゼネコンを含め「慶應卒なら出世に有利」は本当か。
Key Visual by Noriyo Shinoda