現代人の脳には“毒”が溜まっている!
無意識に溜まった脳の“毒”を出して
脳がみるみる若返る食事法を紹介する

脳の若返りと認知症治療の専門医・白澤卓二医師が提案する衝撃の最新刊『脳の毒を出す食事』では、現代人の脳に溜まった毒を出し、脳の機能を上げる食事法を紹介している。
現在、認知症患者数は増加の一途。その発症を避けるには、40代からの脳のケアが大切だと著者はいう。本書では世界最新の医学で明らかになった認知症予防・改善策と、その研究からわかった脳のパフォーマンスを上げるために必要な食事を提案する。

アルコール中毒
Photo: Adobe Stock

腎臓と肝臓は体内の解毒マシン

腎臓の役割を知っていますか?腎臓は体から水分を集めてろ過し、体に必要な成分と不要な毒素に分けています。必要なものは体内にとどまって血液に送り込まれ、不要なものは尿となって排出されます。ですから腎臓が正常に機能している限りは、体内に毒素が蓄積し続ける可能性は低くなります。

腎臓はとてもタフな臓器ですが、気を付けたいのが糖尿病の合併症のひとつである糖尿病性腎症。腎臓が機能しなくなると透析治療が必要になりますが、透析治療を受けている患者さんの半数近くが糖尿病の合併症の患者さんです。

肝臓は解毒と代謝、胆汁の生成を行うほか、グリコーゲン(ブドウ糖)を蓄える場所でもあります。これらの働きの中で注目したいのは解毒作用。アルコールを分解するのも肝臓ですし、飲み薬や食品添加物、細菌なども肝臓で分解されています。

脳に毒を溜めないためには、この2つの解毒マシンをいたわって能力を維持することが必要です。肝臓はアルコールと薬剤の過剰摂取のほか、食品添加物や残留農薬、有害ミネラルなどで疲弊します。

毒が入ってこなければ年をとっても元気に働いてくれる

いずれにしても腎臓と肝臓に機嫌よく働いてもらうためには、体に取り込む毒を減らすことが肝心です。毒が入ってこなければそれだけ負担が減って年齢を重ねても元気に働いてくれます。

体に毒を入れない→腎臓と肝臓に負担がかからない→解毒能力を維持できる

この回路を長く保つことが大切です。

本原稿は、白澤卓二著『脳の毒を出す食事』からの抜粋です。この本では、認知症など脳の機能不全の原因となる、現代人の脳に溜まった”毒”を出して究極の健康体になる食事法の提案と、実生活で使える7日間実践レシピを掲載しています。脳と体を健康にし、本当の意味での健康長寿を目指してみませんか?(次回へ続く)

監修 お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤卓二先生
1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。現在、お茶の水健康長寿クリニック院長。

白澤卓二(しらさわ・たくじ)
医師、医学博士
1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。2017年よりお茶の水健康長寿クリニック院長、2020年より千葉大学予防医学講座客員教授就任。日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCEOも務める。
専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。