企業ニーズの増加とともに成長を続けるコンサル市場。だが、そこでは従来の「序列」を覆すような新たなプレーヤーが頭角を現しており、業界構造に激変が起きている。果たして、その主役は一体誰なのか。特集『コンサル新序列』では、2月8日(月)から14日(日)まで全8回で、コンサル業界に押し寄せる変化の波を追う。
#1 2月8日(月)
デロイト元トップ「異例の移籍」でEYが狙う下克上、コンサル業界序列激変の波紋
長年、規模で他社の後塵を拝してきたEYのコンサル部門。だが、新たにEYにデロイトの元トップが「移籍」し、野心的な計画を掲げるなど台風の目となっている。さらに、EYのみならず、コンサル業界では、かつて花形であった戦略系コンサルに対する、総合系の逆襲とでも言うべき事態が起きている。コンサル業界に起きる激変とは。
#2 2月9日(火)配信
コンサル業界「カネ・仕事・必要スキル」が激変!給料は採用バブルで高騰
コンサルの中途採用が活況だ。コロナ禍の影響で採用がストップしているところもあるが、ここ数年はまさに採用バブルといった様相。だが、変化したのは数だけでない。その中身もだ。デジタル人材のニーズの高まりや、コンサルの「ホワイト化」、給与相場の上昇など、コンサル人材や待遇面も大きく変化している。
#3 2月9日(火)配信
アクセンチュアがコンサル業界「独り勝ち」の理由、デジタル戦略&規模が鍵
序列激変が起きるコンサル業界の中でも、いま最も成長し、他社幹部をして「独り勝ち」状態と言わしめるのがアクセンチュアだ。その成功の理由は、いち早く強化してきたデジタルと、他社を圧倒する規模にある。アクセンチュアの強みの源泉を解剖する。
#4 2月10日(水)配信
会計事務所ビッグ4がM&A市場で存在感、デロイトが取扱額で大躍進の理由
M&A交渉の助言を行う財務アドバイザー(FA)は、交渉技術や財務、法律などあらゆる専門的な知識を駆使して大型ディールを追う「ハンター」だ。FAの主役はこれまで、証券会社や外資系投資銀行だったが、四大会計事務所がこの業界でも存在感を発揮しつつある。
#5 2月11日(木)配信
打倒アクセンチュア!デロイトのコンサル社長が力説、実装力で負けても構想力で勝つ
デロイトトーマツコンサルティング(DTC)は、四大会計事務所で最大規模の売り上げと人員を誇る。他の四大系コンサルの猛追を退けながら、アクセンチュアなど外資の戦略ファームとの決戦をどう制するか。DTC社長の佐瀬真人氏にライバルを圧倒するための戦略を聞いた。
#6 2月12日(金)配信
元デロイトの超大物コンサルが「電撃移籍の真相」とEYの秘策を初告白
デロイトトーマツコンサルティング(DTC)の社長を長く務めた近藤聡氏が、EYジャパンに入社したのは2019年1月のことだ。DTCを四大トップに押し上げた“大物”の電撃移籍から2年。近藤氏は「プロジェクト・ドラゴン」なる秘策を掲げ、業界で劣位にあるEYのコンサルを昇り竜のごとく急成長させようとしている。移籍の真相や「ドラゴン」の全貌について、近藤氏が初めてメディアに語った。
#7 2月13日(土)配信
PwCコンサル会長が明かす「急拡大」の内幕、顧客の信頼勝ち取った秘策
PwCコンサルティングは、経営統合による組織拡大を経て、最大手のデロイトトーマツと肩を並べる会計系コンサルファームとしてのし上がってきた。グループ内の監査法人の顧客が少なく、利益相反リスクが起きにくいことを追い風に、どうライバルファームに競り勝つのか。PwCコンサルティングの鹿島章会長が、コンサルの過去と未来を語る。
#8 2月14日(日)配信
KPMGジャパン幹部が明かす、コンサルの規模急拡大を選ばなかった理由
2014年に設立されたKPMGコンサルティングは、四大系コンサルで後発かつ規模で劣る。01年の米エンロン事件後に分離したコンサル部門を買い戻す選択肢もあったが、KPMGジャパンアドバイザリー統轄責任者の知野雅彦氏は「ゼロからつくり直す」道を選んだと言う。一体なぜか。小勢をもって大敵を討つ秘策について、知野氏に聞いた。
Key Visual:SHIKI DESIGN OFFICE