デザイナーではない「普通のビジネスパーソン」が
デザイン思考を実践するためのコツとは?

 私は、戦略デザインファームBIOTOPEの代表として、ビジョンデザイン、新規事業づくり、サービスコンセプトづくり、ブランディングなど、イノベーションを必要とするさまざまな現場で仕事をしています。

佐宗邦威さん
佐宗邦威(さそうくにたけ)
BIOTOPE代表/Chief Strategic Designer、多摩美術大学特任准教授、大学院大学至善館准教授。東京大学法学部卒業後、イリノイ工科大学デザイン学科にて修士課程修了。P&G、ヒューマンバリュー社を経て、ソニークリエイティブセンター全社の新規事業創出プログラムの立ち上げなどに携わった後、独立。著書に『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』(クロスメディア・パブリッシング)、『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN 』(ダイヤモンド社)等。

 最近では、いわゆる「DX」(デジタルトランスフォーメーション)が求められる中で「ビジネスの現場でデザイン思考を活用したい」というご相談をいただくことが多くなっています。

 とはいえ、ビジネスの現場でイノベーション活動を実行に移そうとすると必ず起こる典型的な「壁」があります。特に最初にぶつかる壁が、以下の3つの「よくある課題」に集約されると私は考えます。

1.「新規性のある面白いアイデア」が生まれない。
2. 面白そうなアイデアが出ても、一向に形になっていかない。
3. サービスをつくってみたものの、「誰のためにつくったものか」がわからない。

 実はこの3つの「よくある課題」は、「デザイン思考」の考え方に解決のヒントが隠れています。

 動画講座「組織でイノベーションを生み出す!『デザイン思考実践講座』入門編」では、ビジネスの現場で「デザイン思考」を活用するための、思考法やマインドセット、役に立つツールなどの実践のコツを、ベストセラー『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN 』の著者がお伝えします。

「『新規性のある面白いアイデア』が生まれない」という課題に対しては、思考の飛躍を生む方法論が必要です。デザイン思考には、デザイナーが0から1を生む思考の飛躍を行うためのノウハウがあり、ビジネスパーソンもそれを参照することができます。

「面白そうなアイデアが出ても、一向に形になっていかない」という課題は、手を動かしながらつくって考えるという「プロトタイピング」を実践することが、そのブレイクスルーのヒントとなります。

サービスをつくってみたものの、『誰のためにつくったものか』がわからない」という課題は、ユーザーインタビューからはじめ、「カスタマージャーニー」をイメージしてサービスコンセプトをつくっていくデザイン思考のプロセスが役に立ちます。

 リモートワークの中で、創造的な場がなくなっている企業も多いと思いますが、デザイン思考は上記のような課題に対して、ビジュアルで考えたり手を動かしたりして形にしながら、オンライン上でそれを共有・議論することで、創造を前に進めていくことが可能です。その際、日常の延長で可能なデザイン思考のノウハウが重要となりますが、この動画講座では一人でそれを実践できるようになっています。

 実際にワークしている内容がご覧いただけますので、自分で取り組むイメージが湧きやすく、また、各セクションの最後には「お悩みコーナー」を設け、企業の方からよくいただく質問にお答えしています。アイデア出しを効果的に行うための「アイデアスケッチ」の動画も公開していますので、ご覧になって、ぜひともトライしてみてください。

【このようなかたにオススメ!】
■上司から「デザイン思考」というキーワードだけを与えられ、どうすればよいかわからず困っている現場の方
■自分でゼロから企画を立ち上げようとしているが、どのように進めていいかわからない方
■良いものをつくっているはずなのに、「なぜか売れない…」「流行らない…」と悩んでいる方
■業務において前例のないことに取り組む必要があり、デザイン思考を取り入れる必要が出てきた方
■デザイン思考のワークショップやセミナーに参加したことはあるけれど、職場で活用できていない方

 動画講座内でも人気セクション、「アイデアの作り方」(9分24秒)を、次ページでご視聴いただけます。※ご視聴にはダイヤモンド・オンラインの無料会員登録が必要です