不動産投資用語は世界普遍の共通言語

 いやいや、そんな横文字ちんぷんかんぷんだし、そもそも英語で不動産投資を学ぶ必要があるかすら分からない。そう思っていらっしゃる方が多いのではないだろうか。

 ぜひ、身近な問いや事例から、横文字不動産用語を解き明かしてゆきつつ、慣れていっていただきたい。実は、以下の不動産投資用語は世界共通言語であることに気づくだろう。

 そして不動産投資で生き残り、成果をあげるための大切な姿勢についてもお伝えしたい。

 その内容は、僕が不動産投資の1件目を独学で行い、とてつもなく洗練されたメガ大家たちから伝授していただいた「教え」に加えて、ハーバード大学で教鞭をとり、自身も不動産ファンドを運営する4人の名教授からの金言ともいえるレッスンを加えたものだ。

 ぜひ、これから始まる不動産投資の旅路のまえに、リラックスして準備体操をしていただきたい。

 とは言っても、先ほどの英語での専門用語が気になることだろう。不動産用語は世界普遍の共通言語と言われているから、一度覚えてしまえば一生使えるスキルとなるため、ぜひこの機会に覚えてもらいたい。

 まずは、本連載でたびたび使う基本的な用語について説明しておこう。理解をサポートするために僕なりの意訳も加えた不動産用語一覧をみて欲しい。

 本連載の中でも出来る限り日本語併記で伝えてゆくので、まずは眺める程度で大丈夫だ。読み進める中で、出てくる用語がわからなくなったら、またここに立ち戻って確認して欲しい。

上田真路(うえた・まさみち)
建築家・不動産投資家
KUROFUNE Design Holdings Inc. 代表取締役CEO
ハーバード大学デザイン大学院で不動産投資と建築デザインを学び、投資理論とデザインの力を融合させたユニークな不動産投資を行う。
鹿島建設入社4年目に不動産投資を開始。数々の不動産投資セミナーに足を運び、不動産関連書籍を数十冊読破。そんな中で出会ったメガ大家集団をメンターに持ち、指導を仰ぎながら不動産投資をスタートする。最初に行った東京・神楽坂での新築マンション開発では超狭小地に苦労し、辛酸を舐めつつも独自の不動産投資スタイルを確立する。現在5棟の超優良物件を保有。保有物件の中では投資額が4年間のうちに26倍になったものもある。
1982年高知県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院卒業後に鹿島建設入社。
大学院卒業時にリゾートホテル開発プロジェクトにより早稲田大学小野梓芸術賞を受賞。
同社では国内外で建築設計や大規模な都市開発業務に従事。鹿島建設社長賞、グッドデザイン賞、SDレビュー賞などを受賞。2016年、ハーバード大学デザイン大学院(GSD)へフルブライト留学。2018年、GSD不動産デザイン学科を卒業、外資系不動産ファンドでの投資業務を経験した後、KUROFUNE Design Holdings Inc.(デザイン事務所兼不動産ファンド会社)を創業し独立。現在はハーバード学生寮生活で得た原体験をもとに、住まいと学びを融合させた国際学生寮「U Share」を開発運営する。また、慶應義塾大学SFC特任講師、早稲田大学特任講師として「不動産デザイン」について教えている。