現代人の脳には“毒”が溜まっている!
無意識に溜まった脳の“毒”を出して
脳がみるみる若返る食事法を紹介する

脳の若返りと認知症治療の専門医・白澤卓二医師が提案する衝撃の最新刊『脳の毒を出す食事』では、現代人の脳に溜まった毒を出し、脳の機能を上げる食事法を紹介している。
現在、認知症患者数は増加の一途。その発症を避けるには、40代からの脳のケアが大切だと著者はいう。本書では世界最新の医学で明らかになった認知症予防・改善策と、その研究からわかった脳のパフォーマンスを上げるために必要な食事を提案する。

甘酒Photo: Adobe Stock

人工甘味料を避ける

主食の糖質を減らしたぶん、おかずの量や品数を増やしてエネルギーをとるのは正解ですが、おかずに果糖ブドウ糖液糖入りの調味料を多用しているとしたら本末転倒です。

加工食品の多くに使われているもっとも危険な人工甘味料が、果糖ブドウ糖液糖です。ドレッシングやぽん酢、焼肉のたれやめんつゆ、あるいは鍋の素、だしの素、フルーツジュース、清涼飲料水などの原材料表示を見てみてください。果糖ブドウ糖液糖とかブドウ糖果糖液糖と表示されていませんか?その正体はとうもろこしから作られる安価な甘味料です。ドレッシングは油と酢、塩で作れますし、めんつゆはだしにしょうゆとみりんを加えれば作れます。焼肉は塩やしょうゆで食べる。甘辛いたれで食べたいなら、果物で甘みを加えて自分で作ればよいのです。

どうしても砂糖を使いたいときには、甘酒や塩麹

しばしば「糖質がダメなら、砂糖の代わりに何を使えばいいですか?」と聞かれますが、私は逆に「砂糖を使う必要ある?」と質問しています。あなたはいつ砂糖を使いますか?コーヒーや紅茶に入れる?煮物を作るとき?ほかには?よく考えてみると砂糖がなくても困ることはないのではないでしょうか。どうしても砂糖を使いたいという方には、甘酒や塩麹を提案しています。上白糖やグラニュー糖のような強い甘みとはいきませんが、自然な甘みがあります。

また、各国で使用を認められている人工甘味料にも注意してください。スクラロース、アセスルファムカリウム(アセスルファムK)、サッカリン、アスパルテーム、トレハロース、キシリトールなどは加工食品のラベルによく登場します。人工甘味料は少量で強烈な甘さを持ち、ゼロカロリーもしくは低カロリーです。しかし、毒を出す、入れないという観点からは、どれもおすすめできません。できるだけ加工食品をとらないようにしてはいかがでしょうか。

本原稿は、白澤卓二著『脳の毒を出す食事』からの抜粋です。この本では、認知症など脳の機能不全の原因となる、現代人の脳に溜まった”毒”を出して究極の健康体になる食事法の提案と、実生活で使える7日間実践レシピを掲載しています。脳と体を健康にし、本当の意味での健康長寿を目指してみませんか?(次回へ続く)

監修 お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤卓二先生
1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。現在、お茶の水健康長寿クリニック院長。
本末転倒!健康のための糖質制限で人工甘味料を使うデメリットとは?

白澤卓二(しらさわ・たくじ)
医師、医学博士
1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。2017年よりお茶の水健康長寿クリニック院長、2020年より千葉大学予防医学講座客員教授就任。日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCEOも務める。
専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。