あなたは、世界中にあるファンドをすべて比較した上で、自分に最もふさわしい金融商品を購入しているだろうか?より低いリスクで、より高いリターンが期待できる金融商品をちゃんと保有しているだろうか?リーマンショックを挟んだ10年間以上の運用実績をしっかりと確認してから、投資信託を購入しているだろうか?
金融商品の購入は世界水準の
知識をしっかり身につけてから
これから金融商品を購入するのなら、まずはグローバルに視野と選択肢を広げるために、本著から知識を仕入れてからでも決して遅くはないだろう。本著を読むことで、優良な金融商品とそうではない金融商品を区別する「判断基準」を手に入れることができる。それは金融商品の売り手である証券会社や銀行は決して教えてくれないことでもある。金融商品を販売して手数料で儲けたい販売会社と投資家は、利益相反している場合も多々あるからだ。筆者の前著『富裕層のNo.1投資戦略』(総合法令出版)はオンラインで全文が無料公開されており、13万人以上に読んでいただいた。まずはこちらから読み始めてもよいだろう。
純金融資産1億円以上の富裕層は132万世帯で、保有金融資産は333兆円だ。筆者は富裕層だけが豊かになればよいと言いたいわけではない。この巨額な資産がリターンを生まない預金として眠っていることは社会的な損失だと考えている。
富裕層がいまよりも年間1%でもリターンを高めることができれば、富裕層の資産が3.3兆円増える。日本の全国民に課されている消費税を1%高めても増収は2兆円程度であることと比較すれば、富裕層の資産運用を年利10%以上にまで引き上げることは、富裕層のみならず広く日本経済全体にとってもメリットがあると信じている。
「日本の投資家を、グローバルに」
個人投資家を豊かにすることで、日本経済全体の発展に貢献したいと考えている。
次回は、海外ヘッジファンドはどうやって高いパフォーマンスを実現しているのか、どのようなリスクがあるのか?そして海外ヘッジファンドを個人投資家はどこで、どうやって購入するのが一番、お得なのか。ネットで検索すると大量に現れる、高利回りを謡う詐欺ファンドと本物との違い、富裕層の資産運用のための実践アドバイスと、その際に投資助言会社をどう使いこなせばいいのかを説明しよう。