品川駅これまでは週5日通勤することから、都心寄りで駅近ニーズが圧倒的だったのに対して、真逆なトレンド(写真は品川駅) Photo:PIXTA

新型コロナウイルスの影響で鉄道需要が激減する中、東京メトロ有楽町線と、南北線の延伸計画が国の会議で大筋合意された。リモートワークや、場所や時間の制約を受けない働き方は、コロナ収束後も定着する可能性が高い。果たして必要だろうか。(スタイルアクト(株)代表取締役/不動産コンサルタント 沖 有人)

疑問の根本は働き方の変化にある

 コロナ禍で鉄道の乗降客数が減少している中、鉄道の延伸計画が発表された。2021年7月8日の報道によると、国土交通省交通政策審議会の鉄道部会は、東京地下鉄(東京メトロ)が主体となって地下鉄有楽町線延伸(豊洲駅~住吉駅)や品川駅周辺の整備(白金高輪駅~品川駅)を進めるのが適切だとする素案を示し、国や東京都が建設費を補助する方向性で大筋合意したという。(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA082EH0Y1A700C2000000/

 東京メトロの大株主が国と東京都であることから、これは本決まりと考えてもいいだろう。しかし、新型コロナウイルスの影響で乗客数が減少している中、必要性に疑問符がつくのは私だけだろうか?その疑問符の根本は、コロナ禍での働き方の変化にある。