多くのビジネスパーソンの支持を集める、登録者60万人超えの「サラリーマンYouTuber」、サラタメさん。
注目の処女作『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン──名著300冊から導き出した人生100年時代の攻略法』は600ページ超えの超大作で、まさに“鈍器本”だ。
「仕事がデキない」「残業だらけ」「上司とソリが合わない」「転職したい」「老後のお金が不安」といった、人生100年時代を生きるサラリーマンの悩みを、まるごと解決してくれる本書から、その一部を抜粋して紹介する。

「デキる」脳みそをインストール!スマートに考える人とただ悩む人の決定的な違いPhoto: Adobe Stock
〈結論〉
・デキる人は「考える」⇔ デキない人は「悩む」
・デキる人は頭の中に「思考のピラミッド」をつくっている
・手順は、1.結論を出す→2.結論を理由で支える→3.理由を根拠で支える
・注意点は3つ
 1.1分で「結論」を出そう
 2.「理由」は3つ&MECE
 3.「根拠」に体感というスパイス

マモル:サラタメさん、なんか課長も係長もみんなボクに、「自分で考えなさい」とか言ってくるんですけど、何なんですかね!? 一応、ボクだってデキないなりに考えてるんですよ……。

サラタメ:もしかすると厳しい話、マモルさんは考えているようで、ただ悩んでいるだけになっちゃっているかもです。

マモル:な、なんてことを!? あ、でも「考える」と「悩む」って違うもんなんですか……?

サラタメ:はい、こんな感じで違います!

「デキる」脳みそをインストール!スマートに考える人とただ悩む人の決定的な違いデキる人とデキない人の違い

マモル:わわ! まさにボクはいつも左側みたいな感じです……。というか、デキる人たちっていつも、こんなピラミッドみたいに考えてるんですか!?

サラタメ:そうなんです! 学校でも会社でも、教えてくれるわけじゃありませんが、デキるビジネスパーソンは呼吸するように、頭の中にピラミッドをつくってるんです!

デキる人とデキない人の違い

 デキる人が考えごとをするときは、常にこのような「思考のピラミッド」を頭の中に描いています。

 手順としては、1.結論を出す→2.結論を理由で支える→3.理由を根拠で支えるといった流れです。

 デキる人は、そんな流れで下のような「思考のピラミッド」を組み立てて考えています。

「デキる」脳みそをインストール!スマートに考える人とただ悩む人の決定的な違い思考のピラミッド

サラタメ:身近な例でいえば、忘年会幹事のお店選びでも、このピラミッドは使えますよ。

マモル:え~、デキる人って、こんな論理的に幹事やってるんですね(笑)。まぁこのピラミッドの形さえ覚えればボクにもできそうですけど、何か注意点とかあったりします?

サラタメ:慣れるまでは、頭の中だけでピラミッドをつくるのは難しいので、紙に書き出してやってみてください。あと、他にもいろいろ落とし穴があるので、詳しく見ていきましょう!