「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
この連載では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

ヨガやストレッチをすると自然と幸運が舞い込む理由Photo: Adobe Stock

心も体も柔軟に。
かたくなさは運を遠ざけます

運のいい人になるためには、柔らかい土壌をもつことが大切です。風水では、よい土の気は柔軟性があり、さまざまな運気を吸収し、どんどん増殖していくものと考えます。

ガーデニングなどで植物を育てたことのある方はよくわかると思いますが、植物が育ちやすい土というのは、ふかふかしていて柔らかく、水をやるとすぐに浸透していきます。でも古くなってかたくなった土は水をやってもなかなか浸透しませんし、植物を植えても育ちません。運の土壌もそれと同じ。かたく凝り固まった土壌では、運を吸収したり育てたりすることはできないのです。

運の土壌がかたい人とは、ひと言で言うとかたくなな人。何かを勧めても「私には絶対無理!」とはねつけたり、「私は今のままでいいの」と変化を嫌がったり……そういう人の土壌には運気が入ってきませんので、新しいこともよいことも訪れませんし、運の領土も狭いままです。

「私のやり方はこうだから」「みんなそうしてるよ」「それが常識でしょう」というように、頭から決めつけるような物言いをする人も要注意。そういう言葉を口に出すたびに、土壌がかたくなっていきます。

運気を向上させるためには、こういったかたくなな考えは捨てることが何よりも大切。「私はこうしていたけど、こういうやり方もあるよね」「違う考え方の人もいるよね」……そんなふうに柔軟に考えられるようになれば、土壌も柔らかくなり、さまざまな運が入ってきやすくなります

また、体がかたいと心もかたくなりがちなので、「私って頑固だな」と思ったら、ヨガやストレッチなどで体をほぐすのもおすすめ。体が柔らかくなれば、心も自然とほぐれやすくなります

本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?(次回へ続く)

ヨガやストレッチをすると自然と幸運が舞い込む理由

李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。