真面目な人は無責思考をとり入れる
次は無責思考です。これは「自分はやるべきことをやりぬいた。後は野となれ山となれ」という、過程を重視して結果にとらわれない考え方です。
例えば新型コロナウイルスの蔓延期に、不織布のマスクを鼻までしっかりして、手洗いうがいに努め、人との接触も極力避けていた人がコロナに罹患したとします。
自責思考の人は抱え込んでしまいがちですが、十分な対策をしたうえで蔓延期にコロナにかかってしまうのは明らかに誰の責任でもない=「無責」です。こうやって責任の分離の作業をしていくと、純粋な自分の責任である要素は意外と少ないものです。
自分で自分の機嫌をとってあげる
自分の機嫌のとり方が上手な人はこの「責任の分離」がうまいので、過剰なストレスを貯めこまないのです。
さらに、本来自分の責任ではない、余分な要素を排除することもできます。純粋な自分の成長につながる要素を抽出し効率よく成長することができますので一石二鳥です。
あなたにとっても、会社にとっても共通して重要なのは「メンタルの調子を維持して、ベストなパフォーマンスを発揮する」ことです。
「完全無欠、清廉潔白」な人間など誰一人としていません。ミスや過ちがあれば、反省する要素だけ反省すればいいのです。その後は余分なプライドや完璧主義を捨て、ミスを忘れてしまいましょう。もうそれで自分のご機嫌とりは「完璧」ではないでしょうか。