ライトウエートスポーツカーとして唯一無二の存在である、マツダ「ロードスター」。現行4代目(ND)誕生から早くも6年が経過し、魅力的な特別仕様車が登場したのだが、何とユーザーの若返りが見られるという。その背景には何があるのか。(ジャーナリスト 桃田健史)
ピュアガソリン車を味わえる最後のスポーツカー?
だが、将来は完全EV化もあり得る
マツダは2021年12月16日、ライトウエートスポーツカー「ロードスター」の商品改良を発表した。
「軽量化による走る楽しさ」を追求し、車両重量1トンを切った990kgの「990S(キュー・キュー・マル・エス)」と、ソフトトップをネイビーカラーにした「Navy Top」を特別仕様車としたほか、内装色にテラコッタを採用したハードトップ仕様「RF VS Terracotta Selection」をカタログモデルとして追加した。
オンラインで実施された、当該モデルに関する報道陣向け商品説明会の中で、国内営業本部の関係者がとても興味深いデータを紹介した。
今回の商品改良の予約受注において「購入者の年齢が少し若くなった」というのだ。
いったい、何が起こっているのか?