株式投資で資産を築き、入社4年目の26歳でFIREを果たした『投資をしながら自由に生きる』の著者が、最速で「お金と時間の自由」を得るための秘策を教える。これは一般的なFIREとは、まったく別の概念だ。FIRE達成者の多くは、ひと通り自由を味わうと暇を持て余して、結局は仕事をするようになりがち。そこで時間と場所に縛られない極めて自由度の高い仕事をしつつ、経済的自由を謳歌するたった1つの方法(投資×小さな起業)を伝授!

【最速で経済的自立を果たす! FIRE2.0】<br />自分の時間を使わなくてもお金が入る仕組みとは?Photo: Adobe Stock

必ずしも会社を辞める必要はない

【前回】からの続き

会社員のデメリットを主張しておいて、こんなことをいうのも少し気が引けるのですが、必ずしも会社を辞める必要はないと思います。

会社員のいちばんのメリットは毎月給料が安定的に振り込まれる点ですから、そのメリットを利用しない手はありません。

実際、私のまわりでも会社員を続けながら株や不動産への投資で資産を築いたり、毎月の家賃収入が会社員の給料を上まわったりしている人はいます。

株や不動産へ投資することで、会社員を続けながら、その延長線上に「本当の自由」を実現することも十分に可能であると、彼ら彼女らは証明しています。

ただし、その発想は、ふつうの会社員とは異なります。ふつうの会社員は一生懸命に目の前の仕事をして頑張るのですが、彼ら彼女らは会社を「自分の人生を充実させるための手段」ととらえています。

業務時間中に適度に会社の仕事をサボって、投資先になるような不動産の情報を調べたり、将来伸びそうな株がないかチェックしたりする人もいます。そして、給料の大半は投資に使います。

【最速で経済的自立を果たす! FIRE2.0】<br />自分の時間を使わなくてもお金が入る仕組みとは?

つまり、会社員という自分のポジションを、「投資するためのお金が毎月振り込まれる手段」ととらえて、適度に仕事をサボって自分の時間をつくり、その時間を使って「投資」に専念しているのです。

投資こそが、まさに「自分の時間を使わなくてもお金が入る仕組み」の1つであることを、彼らはよく知っているのです。

もちろん、会社員を続けながら、「本当の自由」を達成するまでには、それ相応の年数が必要です。日々の生活費などを考えると、すぐに会社員を辞められる人は非常に少ないでしょう。

そんな人でも、会社員を続けながら「投資」をすることによって、その先に「本当の自由」を手にすることは十分に可能なのです。