厳しい食事制限やつらい運動を続ければ、もちろん痩せます。しかし、そういったダイエットはなかなか続かないし、やめた途端にリバウンドするのは皆さんよくご存じだと思います。成功率96.6%のオンライン・ダイエットプログラムを主宰する野上浩一郎氏の「3勤1休ダイエット」のモットーは「3日坊主を繰り返せば、必ず痩せる」。ダイエットにつきものの「我慢」も「意志力」も不要なのに、3か月でするすると自然に痩せて、2度とリバウンドしない体が手に入ります。なぜなら、このメソッドには、「ダイエットが続く仕組み」や「挫折ポイントの抜け道」が、しっかり緻密に組み込まれているから。会食三昧なのに、このメソッドで5.6キロも痩せた精神科医の樺沢紫苑先生が、「ストレスフリー(我慢不要)+アウトプット(レコーディング)で痩せられる、脳科学的にも正しいメソッドです」と推薦する話題の書、「3か月で自然に痩せていく仕組み~意志力ゼロで体が変わる!3勤1休ダイエットプログラム」(野上浩一郎著)から、そのコツや実践方法を紹介していきます。
「食べる時間」を8時間以内にするのは難しくない
成功率96.6%と今話題の「3勤1休ダイエット」は、下記の3つのルールを守り、ダイエットモードONの3日間と、ダイエットモードOFFの1日を繰り返すというもの。
ルール1 ダイエットモードONの3日間は「食べる時間」を8時間以内にする。高糖質・高脂質のNG30品(本書p54参照)は食べない
ルール2 ダイエットモードOFFの日は、1食好きなものを食べていい。時間制限もなし。
ルール3 「食べたもの」と「体重」を毎日記録する。
食べる時間を8時間以内に収める工夫
食べる時間を8時間以内に収めるということは、例えば、朝食を7時に食べたなら、夕飯は15時に摂り終えないといけないということです。それ以外の時間は、つまみ食いや味見程度の少量であっても固形物は控えます。さすがにこれは難しいと感じるかもしれません。
でも、大丈夫。食べてはいけない16時間の間でも、水分や、スムージーやプロテインなど消化に負担をかけないものなら摂ってもいいので、それらをうまく取り入れながら、無理のない基本のスケジュールを立ててみましょう(ただし、食べてはいけない16時間の間に摂る場合、プロテインドリンクは牛乳や豆乳でなく水に溶かしたもの、スムージーは砂糖や乳製品を加えず、野菜と果物と水だけの手作りのものにしてください)。
冒頭の図表はライフスタイル別に取り入れやすい、3つのおすすめのパターンを提案したもの。ご自身の生活時間やその時々の状況に合わせて選んでみてください。
なお、ONの3日間、毎日8時間以内に食事を収めるのがどうしても辛い場合は、
・最初は10時間以内に収めることから始め、少しずつ時間を8時間に近付けていく
・ONの3日間のうち、まずは1日だけ8時間にしてみる
など、スモールステップでやり始めてください。これでも体重は落ちやすくなります。初めから完璧にやろうとするとストレスになり、続けていくのが難しくなります。
著者/野上浩一郎
治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は96.6%を誇る。のべ3万人の施術経験と、600人のダイエット指導実績あり。
医師・西井医院院長
2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。