2016年の発売直後から大きな話題を呼び、中国・ドイツ・韓国・ブラジル・ロシア・ベトナム・ロシアなど世界各国にも広がった「学び直し本」の圧倒的ロングセラーシリーズ「Big Fat Notebook」の日本版が刊行される。本記事では、全世界700万人が感動した同シリーズの数学編『アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの数学』より、本文の一部を抜粋・紹介する。
第50章 相似図形と縮尺図
相似図形とは、形は同じだが、大きさは必ずしも等しくない図形のことである。
互いに相似である図形において、それぞれ対応する角(互いに同じ位置にある角)は、互いに合同である(大きさが等しい)。
また、対応する辺(互いに同じ位置にある辺)どうしの比はすべて等しい(図形の一部の大きさが変わると、図形全体の大きさが変わる)。
相似であることを表す記号は「∽」。
2つの図形が互いに相似であれば、それらの比を使って、わかっていない辺の長さを求めることができる。
これらの三角形は互いに相似なので、対応する辺どうしの比はすべて等しい。
すべての辺の長さがわかっている三角形に基づいて、もう一方の三角形で長さのわかっていない辺を求める。