ただ、受験生の心理として直前は最後の確認で勉強をしたくなるもの。そこでオススメしたいのは、前日は早く寝て、試験当日早く起きて勉強する方法です。

 資格試験は日中に行われることが多いです。朝7時くらいに起床すればそこから数時間、最後の復習ができます。これは前日の深夜まで勉強するよりも効率がよく、何より脳のアイドリングになるのです。

 私の経験上、試験当日はある程度早めに起きて脳を使ってアイドリング状態にしておくと、試験開始時刻を一番いいコンディションで迎えることができます。

ポイント② 手のケガに注意

 資格試験の多くは鉛筆などを用いたマークシート方式が採用されているので、当日はマークシートを素早く塗ることがペース配分に大きな影響を与えます。試験の直前に指を切ったりするだけでも、ペースを乱してしまう可能性があります。

 そのため、試験1週間前からはできるだけ料理やスポーツなどは控えて、ケガをするリスクを回避することがとても大切です。
(本原稿は、棚田健大郎著『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』を編集・抜粋したものです)