働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行(2月9日発売)を記念して、棚田氏の寄稿記事を公開します。
宅建をとると年収が上がる! 3つのメリットとは?
本日は、「宅建のメリット」をテーマにお話ししします。具体的には、
①年収がいくら上がったか?
②仕事上のメリットは?
③その他のメリットは?
この3点について、私の実体験をお話しします。
①年収がいくら上がったか?
私のサラリーマン時代の話ですが、当時の年収ベースで30万円アップしました。資格手当で毎月2万5000円、年間で30万円のプラスです(資格手当の金額は会社によって異なります)。
これはとても大きなメリットです。不動産会社で給料を上げようと思ったら、営業成績で目立つか、資格を取るくらいしかありません。営業が苦手な人は絶対にとっておくべきです。
給料がアップする以外にもいいことがあります。
②仕事上のメリットは?
「重要事項説明書に記名押印して説明ができる」も大きなメリットです。重要事項説明書とは、不動産取引において、物件内容や取引条件などの重要事項が記載された書類のことです。
不動産会社で働いていない人はわからないかもしれませんが、「重要事項説明書に記名押印して説明ができる」は1つのステータスです。
宅建を持っていないと、宅建を持っている人にお願いしてやってもらわなければなりません。スケジュール調整が必要だったり、その人になんとなく頭が上がらなくなったりと、ストレスになります。出世にも影響するかもしれません。
持っていれば一連の仕事を自己完結できるので、人の手を借りる必要がありません。
③その他のメリットは?
名刺に宅建士と書かれるのは、やはり大きいです。
買主や売主の中には、名刺に宅建士が書いてあるかを見る人もいます。投資物件を扱う場合、特に見られている気がします。社歴や営業実績は名刺に乗りませんが、資格はのります。宅建士と名刺に書けて、やっと一人前と言えるのではないでしょうか。