「お金は欲しいけど、あんまり仕事はしたくない」「仕事はキライじゃないけど、一生お金のために働くのはイヤだ」
そんな思いが少しでもあるのなら参考にしたいのが、入社4年目の26歳でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を果たした遠藤洋氏の著書『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)だ。仕事をしながら小型株集中投資によって資産を築いた著者が、「最速でお金から自由になる」ための秘策を伝授! さらに、お金にも時間にも場所にも縛られず、好きなことで楽しみしながら収益を得て、自分の人生を最大限に満喫する方法を徹底指南する。
※本稿は『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。
STEP 4 計画書をつくって実行する
【前回】からの続き
理想と現実を明確にして、そのギャップを埋めるために必要なものがクリアになったあとは、いよいよ最後のステップ4です。理想と現実のギャップを埋めるための「計画書」を作成します。計画書といっても、そんなに難しいものではありません。必要な3つの要素(お金・時間・人間関係)を手に入れるために、「どんな行動をとる必要があるか?」を明らかにするのが、この計画書の目的です。
計画書をつくるうえでは、「何をやるか」だけでなく「何をやらないか」をはっきりさせることが大切です。アップル創業者のスティーブ・ジョブズは、こんな言葉を残しています。「何をしないのかを決めるのは、何をするのかを決めるのと同じくらい大事だ」。人生で使える時間は有限ですから、やらないことを決めてこそ、本当に大切なことにリソースを集中することができます。
理想を現実化したいと本気で考えているのであれば、それに貢献しないものはすべて捨て去って、理想の実現化に貢献するものだけを残すべきです。現状を維持していても、その先に自分が本当に望む未来はないと、なんとなく気づいているはずです。
あなたの理想を実現するための
手段を書き出してみよう
理想の実現のためにも、「やること」「やらないこと」をきちんと決めていきましょう。
例
①お金
《必要なこと》
毎月100万円の経済基盤と定期的な旅費150万円
《やること》
毎月100万円以上の所得を得られる仕事や方法を探す
実際に毎月100万円以上稼いでる人にビジネスを教えてもらう
毎月10万円の仕事を10契約取ってくる
投資をはじめる
《やらないこと》
毎月100万円の所得につながらない仕事はやらない
②時間
《必要なこと》
毎週4~5日の自由に使える時間、定期的に1ヵ月の自由に使える時間
《やること》
時間の自由がきく仕事を選ぶ
自分がどこにいても大丈夫な働き方にシフトする
《やらないこと》
時間の自由がきかない仕事はやらない
特定の場所に固定される働き方をやめる
③人間関係
《必要なこと》
信頼できる人との出会い(仕事とプライベート)、長期的に良好な人間関係
《やること》
自分がまず信頼できる人になる、出会いの場を増やす、人間関係の築き方について学ぶ
《やらないこと》
不義理な行為、相手の立場を考慮しない身勝手な行動、信用を失う行動
アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズは、「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」といいました。「やること」「やらないこと」を明確にして、考え方や行動を変えれば、その先の人生は間違いなく変わっていくでしょう。
※本稿は『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。