賢者は歴史に学ぶ!歴史入門#4Photo:Crisfotolux/gettyimages

ビジネスパーソンにとって、最も有用な教養の一つが歴史だ。激動する社会を俯瞰してメタ認知する上で、歴史の知識は非常に役立つ。特集『賢者は歴史に学ぶ! 歴史入門』(全14回)の#4は、3分でサクッと読んで学び直す、世界史の基本のキ。西側世界でローマ帝国が最盛期だった頃、東側ではどの王朝が中国を治めていただろうか?(ダイヤモンド編集部 今枝翔太郎)

「週刊ダイヤモンド」2022年6月18日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

500年に及ぶローマ帝国
その最盛期に中国を治めたのは?

 ローマ帝国は、歴史好きの間でも特にファンが多い。ローマの帝政は紀元前27年の元首政開始から395年の東西分裂まで。その後の西ローマ帝国滅亡(476年)までを含めると、実に500年もの歴史を紡いだのが、この帝国である。歴史の長さだけでなく、文学や自然科学、哲学などの文化面においても、後世に大きな影響を及ぼした国だ。

 特にネルウァ帝からマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝までの皇帝5人による五賢帝時代は、版図が最大に達するなど、ローマ帝国が隆盛を誇った。では、西側世界でローマ帝国が最も勢いがあった頃、東側世界ではどの王朝が中国を治めていただろうか?

 答えは次のページに。まずはググらず考えてみよう!