生きていれば、不安や悩みは尽きない。寝る前に考え込んでしまって、眠れなくなるなんてことも……。そこで参考にしたいのが、増刷を重ねて好評多々の感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉の数々。とても読みやすいオムニバス形式の8つのショートストーリーは、ふと心が苦しくなったとき、そっと心の荷物を手放すための優しい言葉を授けてくれる。voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【Twitterフォロワー30万人超の精神科医が教える】人生を輝かせる心のブレーキの外し方

漠然とした自己制約をとり払う

年をとるにつれて、体力的にも精神的にも、自分自身に制限を設けやすくなります。新しいことへの興味や関心も薄くなりがちで、チャレンジしてみようという前向きな気持ちにブレーキがかかりがちなのです。前向きな気持ちになりにくくなって、やる前に諦めることが当たり前になったりして、年をとることに否定的な印象を抱きがちです。

しかし、誰だってこれからの人生で、いまがいちばん若いときです。よくいわれることですが、なにかを始めるのに遅いなんてことはありません。人生をよりよくするのにタイムリミットなんてないのです。アテクシだって40代半ばにして、つい先日、YouTubeを始めたばかりです。

新しいことにチャレンジしたり、新たな人と会ったりして、ワクワク感を高めることは、自分次第でいくらでも可能なことです。細かいことをいえば、固有の問題でどうしても制約があったりもしますが、それでも自分なりのやり方で楽しむのであれば、いくらでもやれるはずなんです。

新しいことにチャレンジするときに大事なこと

ある程度、年をとってからピアノにチャレンジすることだってできるし、ジョギングから始めてマラソン大会に挑もうとすることだってできます。アナタにも、そういえばやりたいと思っていたけれど、まだやってみたことがない、ということの1つや2つ、あるのではないでしょうか?

そんなことが頭に浮かんだとき、踏まえておきたいポイントがあります。それは「欲を出さない」ということ。つまり、「他人の評価を期待しない」ことです。誰かにすごいと思われたいとか、コンテストで優勝したいとか、他人の評価を気にしてしまうと、いずれ疲れちゃったり嫌になっちゃったりして、楽しめなくなりがちだからです。

あくまで自分の人生をキラキラと輝かせるさせるために、ワクワク感やドキドキ感を得ようとするほうがいいと思うんです。純粋に楽しもうとすることなら、いくつになってもチャレンジしやすいです。ただし、やる気がないときは、無理やり探さなくてもいいです。あくまで、自分の人生を輝かせるのに、自らブレーキをかけることはないということです。

『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(ダイヤモンド社)には、不安や悩みを解消するヒントが満載です。