メールのやりとりで相談した用件の結論が出たとき、相手のメールが最後になっていると、「ここで返信したほうがいい? このままでいい?」と迷うことがあります。こんなときには、どう判断するのが正解なのでしょうか?(本連載は、中川路亜紀著『気のきいた短いメールが書ける本』からお届けしています)

【返信するか悩む】仕事のメール「やり取りを終わらせるタイミング」の正解Photo: Adobe Stock

1.基本は「お願いごとをした側」のメールで終わる

 アポイント依頼などの場合は、無事に日時が決定したら、頼んだほうが、次のような確認を兼ねたお礼メールを出したところで、やりとりを終えるのが一般的なパターン。

ありがとうございます。
では、5日3時におうかがいしますので、
よろしくお願い致します。

 他の依頼ごとでも依頼した側のメールで終えるのが基本。

 もちろん、いつも定型的なやりとりで終わるわけではなく、余談が続いたりすることもあります。

 そんなときは自然な流れに任せてよいのですが、どうしても迷うという人は、次のようなことも頭に入れておくと安心です。

2.目下のメールで終わっておくと安心

 みんなが気をつかうようなVIPとのやりとりでは、依頼した側・された側にかかわらず、こちら(目下)のメールで終わるようにすると、安心です。書くことに困るときは、

このたびは、お引き受けいただき、本当にありがとうございます。
お目にかかれることを楽しみにしております。

など、改めてお礼の言葉を書いてもよいでしょう。

3.終わりの合図になる言葉

 ここで切り上げたほうがいいなと思ったときは、以下の5つのように終わりの合図になる言葉を書くのもよいでしょう。

それでは、当日よろしくお願い致します。
また詳細がわかりましたら、ご連絡致します。
いろいろとありがとうございました。
またご相談させていただくことがあるかもしれませんが、
まずは、これで進めさせていただきます。
またお目にかかれる機会を楽しみにしております。
次は来年度になるかと思いますが、
ぜひまたよろしくお願い申し上げます。