「しない経営」の3大柱
やっぱりひと桁違うビジネスをやらなければ!
心のどこかでそう思っていたのです。
そういう反省を踏まえ、それまでは「何でも手を出す経営」だったのですが、自戒を込めてワークマンの社員には「しない経営」を言い続けてきました。
「しない経営」の大きな柱は3つあります(すべて16字)。
◎1.社員のストレスになることはしない
◎2.ワークマンらしくないことはしない
◎3.価値を生まない無駄なことはしない
キャンプギア市場で40億円
最近は社内外のプレゼン用に、
ワークマンの新しい挑戦は「遊び」だ
という映像をつくっています。
今年、ワークマンは新しくキャンプギア市場に参入しました。
キャンプギアといっても店にテントを張って売るわけではありません。
ワークマンの各店舗は100坪程度しかなく、大きなテントは置けないのです。
しかも製品は100坪の中に製品アイテム数で1700、SKU(色とサイズ別にの最小単位で数えた場合)で1万も詰め込んでいます。
1万SKUというと、ニトリさんの店舗では中型店クラスの製品数だと思います。
アマゾンなどネット販売全盛の今、ワークマンではお客様からの注文をネットで受け、あえて店舗で渡す仕組みに注力しています。
これにより、来店客が増えて店舗での売上が右肩上がりとなっています。
なぜ、作業服日本一のワークマンがキャンプ用品をやるのか?
キャンプ用品を提供するうえで、作業服で培ったノウハウがすべて活かせると思ったからです。