ターゲットを絞るときの3つのカテゴリー

 では、ターゲット層をどうやって絞り込んでいけばいいのでしょうか?「売れる仕組みを創っていくうえでは、「3つの基準でお客様層を考えていけばいい」といつもお話ししています。

 それは、この3つの分け方になります。

 1. デモグラフィック:年齢・性別・職業などの人口統計学的な分け方
 2. ジオグラフィック:どこに住んでいるか、どのエリアで働いているかという地域的な分け方 
 3. サイコグラフィック:普段何を大事に思っていて、どんな行動をしているかという心の内面的な分け方

 英語ですし長い単語なので、デモ・ジオ・サイコの3カテゴリーといった具合に覚えておけばよいと思います。

 私もマーケティング講座で、「あなたのお客様層はどういった方々ですか?」とお聞きするとあるアロマセラピストの方が「名古屋市に住んでいる3,40代の主婦が大半です」といった回答が返ってきました。この中には、名古屋市というジオと、3,40代の主婦(年代、性別、職業)というデモが入っていて、かなり絞り込まれていますよね。

 しかし、この分け方だと200万人以上住んでいる名古屋市の人口のうちの約十分の一くらいはいるはずで、まだまだ広すぎることになります。

 内面的=心理的な分け方を加えると、みなさんのUSPをグサッとターゲット層に響かせることができます。なぜ、心理的な要素を入れ込んでターゲット層を分けていくかというと、お客様の行動を予測することで、次回お話しする広告をより効率よく実施し投資対効果を向上させていけるからです。

 サイコグラフィック的なカテゴリーの中には、2つの重要な要素があります。それは、
 > 価値観=何を大事に思っているのか
 > ライフスタイル=普段どんな行動をとっているのか
 ということです。