婚活成功者続出! 難関幼稚園、名門小学校合格率95%! 人気マナー講師、諏内えみさんの『「育ちがいい人」だけが知っていること』。マナー講師として活動される中で、「これはマナーではないのですが……どうすればいいでしょうか?」と、質問を受けることが多かった、明確なルールがないからこそ迷ってしまう、日常の何気ないシーンでの正しいふるまいを集めて紹介したもの。今回はその中から、言いにくいことの伝え方について一部抜粋・再構成して紹介します。

ストレートに言えばいいというものではない

なぜか、特別扱いされる人がしている、意外なことPhoto: Adobe Stock

きちんと自分の意見を伝えられる、場合によってはしっかりと主張できる、というのは育ちがいい人の特徴です。

ですが、どんなときも率直に話すのがいいかというと、もちろんそんなことはありません。

少々言いにくいことを伝えなければならないとき、ストレートにではなく、柔らかく、しかしきちんと意図が伝わるように話せる方は一目置かれますし、余裕と自信、素直な育ちの良さを感じさせます。

たとえば、他の方がおっしゃったことを人に伝えなければならないとき、

「〇〇さんがやめてほしいと言ってましたよ」
「○○さんが迷惑がっていたから」

などと、ストレートに伝えるのではなく、

「△△のほうがありがたいような、ご様子でしたよ」
「○○さん、□□になってしまうかもしれないから、△△の方がいいかも」

と、自分がクッションになり、うまく伝えられる方は、言った側、言われた側、どちらも気まずくならないようにという配慮を感じさせます。

「さすが」と思わせますし、彼女にお願いしてよかったと思われるでしょう。