通過率が“格段に上がる”逆質問とは?

―では、いい逆質問は?

サラタメ:ベストは、「相手の言葉から引用して逆質問」すること。

 相手が面接内で言ったことを深掘りする質問ができるとグッドです!

 具体的には、

先ほど、社長は〇〇事業が今後、柱になっていくとおっしゃっていましたが、そう思われた理由やきっかけなどについて、もう少し詳しくお聞きしてもよろしいですか?

 などがおすすめ。

―熱心な印象を受けますね。

サラタメ:自分の「仮説」もプラスできたらベストですね。

私はこういう点に課題があると思ったのですが、経営者視点では、どこに課題があると思われますか? ヒントを教えていただけるとありがたいです

 というように、あくまでも謙虚に。

 今後の事業については企業機密で話せない部分ももちろんあると思うので、

差し支えない範囲で教えてください

 というように配慮している感を出せると、優秀そうな印象を与えられるのではないでしょうか。

―なるほど。めちゃくちゃ参考になります!

転職対策にも「正しい順番」がある

―『シン・サラリーマン』を最初に読んだときも思いましたが、サラタメさんは「転職術」をとことん研究され尽くしていますよね。

 最終面接の突破法まで、すべて理論化されていて驚きました。

 どうしてここまで細かく言語化できるんですか?

サラタメ:変態級の転職情報マニアなんです(笑)。

 そもそものきっかけは、社会人5年目でブラック企業を辞めて転職し、人生が大きく変わったことでした。

 はじめての転職活動だったので右往左往していたけれど、倍率100倍のホワイト企業になんとか内定をもらうことができた。

年収は、能力ではなく業界で決まる」という残酷な事実に気がついたのも、実際に転職活動をしてみてからでしたね。

―現在、転職情報の発信に力を入れられている背景には、何か理由があるのでしょうか。

サラタメ:今は情報があまりにも多いので、何を軸に転職活動すればいいのかわからない。空回りしやすい時代だと思うんですよ。

―空回りしやすい時。

サラタメ:私は、これまで300人以上の転職経験者・採用担当者に取材をしてきました。

 その経験から気づいたのは、かなり多くの人が、情報収集しすぎて頭がパンク状態になっているということです。

 注力しなくていいことに時間を割いている人が、あまりにも多い。

「転職のプロ」としてこれは断言したいのですが、今回お話ししたような面接対策にも、「正しい順番」があるんですよ。

―『シン・サラリーマン』にも、「この順番で進めましょう」と、情報収集→面接→内定後までのステップがかなり細かく書かれていましたね。

サラタメ:そうなんですよ。

 それを悩んでいる人に知ってほしくて。

 たとえ有効な選択肢が無限に広がっていても、「正しい選び方」がわからなければ、延々と空回りし続けてしまうものだから。

 というか、私もそうだったんです。

 ブラックな職場で疲弊して、転職活動をしたくても、何から手をつければいいかわからなかった。

 いろいろな経験を経てようやく、「副業サラリーマン」という自分らしい働き方を手に入れることができました。

シン・サラリーマン』を書こうと決めたのも、いちばんつらかった頃の自分に手渡せる「攻略本」をつくっておきたいと思ったから。

 生々しい記憶がある「今」だからこそ書けることを書こう、いや、「今」を逃したらきっと書けない、という焦りもあって。

「サラ」リーマンの「タメ」の情報を発信する、だから「サラタメ」。

 その名のとおり、一人でも多くのサラリーマンの悩みが解決できれば、うれしいなあと思います。

(本原稿は、話題沸騰のサラタメ著『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン──名著300冊から導き出した人生100年時代の攻略法』の内容をもとに、新たに著者がインタビューを受けたものです)