3つ目は、適温での入浴だ。湯船に浸かると、気分がリラックスし、副交感神経が優位になる。眠りにつきやすくなり、眠っているあいだのぜん動運動が促進される効果も期待できる。
4つ目は、夜10時以降は強い光を浴びないようにすること。強い光を浴びると、交感神経が優位になって脳を興奮状態にしてしまう。副交感神経が優位になる夕方から夜には、暗めの照明を使うようにしよう。
【必読ポイント!】
◆善玉菌を活性化させる 「腸元気体操」&「腸のクリーニングスープ」
◇腸元気体操
「超動きがいい腸」をつくる方法は2つ。「腸元気体操」と「腸のクリーニングスープ」だ。
本書では7種類の「腸元気体操」が紹介されているが、朝のお通じをよくしたい人には「うつ伏せ&あったかマッサージ」がおすすめだ。朝起きたら、そのまま布団の上でうつ伏せに寝て、10分くらいその状態をキープする。うつ伏せをしているあいだは、背中から腰を20~30回さする→脇腹をもむ→疲れたら休憩、を繰り返そう。うつ伏せで寝ることと、背中を温めることにはぜん動運動を促す効果がある。
◇腸のクリーニングスープ
「腸のクリーニングスープ」は、いつもの食事にプラスするだけで腸にいい栄養素が摂れるスープだ。鍋にごま油をひいて熱し、にんじん3分の1本、ごぼう3分の1本、しいたけ2個、こんにゃく50グラムを食べやすい大きさに切って中~弱火で5分炒める。さらにオクラ4本、だし300ミリリットル、しょう油小さじ2を加えて弱火で3分煮て、お好みで塩少々を加えて出来上がりだ。
具材はどれも水溶性食物繊維が豊富で、なかでもオクラのネバネバには便をやわらかくしてくれる効果がある。お好みでみそ味にアレンジしたり、お酢を回しかけて風味をプラスしたりしながら、腸のクリーニングスープを続けてみよう。