英語とは縁遠い新潟の片田舎で生まれ育ち、勉強はからっきし苦手。とくに英語は、be動詞も理解していなかった。それでも大学を受験。偏差値38の学部を2つ受験するも、どちらも不合格……。それがいまやネイティブや帰国子女に間違われるほど英語を操り、YouTubeでさまざまな国籍の人々にインタビューしまくっている。いったい、どうやって英語力を身につけたのか? 初の著書『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』で、超効率的な勉強法を初公開! 本書より一部を抜粋・編集し、夢を叶えたとっておきのコツを全部教えます!

日本人がネイティブと英語で会話を広げる方法・ベスト1

「①相手のことを考える力」を身につけるには?
――自分がしゃべろうとしないで相手の話を聞くことを優先
Listen to the other person instead of speaking about yourself.

【前回】からの続き ボクの会話の基本は、「相手に楽しんでもらおう(Let them have fun!)」という姿勢です。これは日本語でも英語でも同じです。そう考えたときにベストな方法は、自分が話すより、まずは「相手の話を聞くこと(Listen to them.)」。

人は誰でも、潜在的に「自分のことを話したい(I want to talk about myself.)」「自分のことを知ってほしい(I want people to know about me.)」と思っています。だからこそ、話し相手に興味を持ち、質問して話を聞くことで、相手はこちらに好感を持ってくれるでしょう。

もちろん、相手を質問攻めにするわけではありません。一方的に次々と質問するのではなく、ふと相手が話した(漏らした)ことに対して質問をして、会話を広げていけばいいのです。

英語で会話を広げる方法

たとえば、あなたが最初に「What did you do over the weekend?(週末は、なにをしていたの?)」と聞いたとしましょう。すると相手が、「I went shopping.(買い物した)」と答えたとします。

そこであなたが、「I see.(ふ~ん)」と答えただけでは、会話が終わってしまいます。「Oh, nice! I go shopping often too.(いいね! ボクもよく買い物に行くよ)」「So what did you get?(で、なにを買ったの?)」などと聞いてみるのです。

そして、「I bought a pair of shoes.(靴を買った)」というのであれば、「Do you have the picture?(写真見せて!)」などと話を広げていきます。

自分のことを話して相手に質問

そうしているうちに、相手からも「Where do you usually buy shoes?(靴はいつもどこで買ってるの?)」とか「What did you do this weekend?(あなたのほうは週末、なにしていたの?)」などと聞いてくれることもあるでしょう。

その場合は、質問に答えながら、また相手に質問を返してもいいでしょう。もちろん、こちらが聞いたことには答えてくれても、相手からは質問がこないパターンもあります。そのため、ときにボクは、さらっと自分のことを話してから相手に質問するというパターンもとり入れています。

相手のことをもっと知りたい

たとえば、ショッピングが話題になっているのであれば、「That clothes shop is nice.(あそこの洋服店はいいよね)」とか「When I went there the other day, it was having sale. How was it last weekend?(この間行ったときはセールをやってたけど、先週末はどうだった?)」などと、自分の話をしながらも、質問をして会話を広げるのです。

質問をするというのは、相手に「I would like to know more about you.(あなたのことをもっと知りたい)」というメッセージを伝えているようなもの。自分に関心を持ってくれている人と、会話がはずめば楽しくていい気分になります。そんな場をつくることができたら、自然にいい関係を構築する土台となるでしょう。【次回に続く】

※本稿は、『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』より一部を抜粋・編集したものです。