英語とは縁遠い新潟の片田舎で生まれ育ち、勉強はからっきし苦手。とくに英語は、be動詞も理解していなかった。それでも大学を受験。偏差値38の学部を2つ受験するも、どちらも不合格……。それがいまやネイティブや帰国子女に間違われるほど英語を操り、YouTubeでさまざまな国籍の人々にインタビューしまくっている。いったい、どうやって英語力を身につけたのか? 初の著書『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』で、超効率的な勉強法を初公開! 本書より一部を抜粋・編集し、夢を叶えたとっておきのコツを全部教えます!
③リアクションする力
ability to react
【前回】からの続き 日本語での会話でも、「へ~」とか「ふ~ん」としかリアクションしない“反応のうす~い人”とは、話をしていてもつまらないですよね? ボクは、自分の話に「マジ?(Really?)」「それでどうなったの?(And then what happened?)」「ヤバいね、それ(That's not good.)」などと、リアクションしてもらえるとうれしいですし、会話もはずみます。
もしくは、「うんうん」と話にうなずいたり、ちょっと前のめりになって「それでそれで」と聞いてくれたりすると、どんどん話がしやすくなります。まして英会話では、みんな身ぶり手ぶりを交えて、日本人だと「大げさじゃない?(Aren't you overreacting?)」と思うくらいのリアクションが普通です。
いいタイミングで相づちをうち、おもしろそうに笑いながら、日本人にとってはちょっと大げさと思うくらいのリアクションをすれば、自然と会話は盛り上がります。英会話のコミュニケーションをスムーズにするためには、相手の話にリアクションする力が欠かせないのです。そうすれば、相手だって、自分が話すことに親近感を持ってリアクションしてくれるようになりやすいです。
本書の31~33ページに、ボクが日常生活やYouTubeのインタビュー動画でよく使う、代表的な相づちをまとめていますが、よく使う基本的なものをここでも紹介しておきましょう。
●TAROSAC式コミュ力爆上がり万能フレーズ
Interesting!(おもしろいね! 興味深いね!)
That's cool!(それはいいね!)
Are you serious?(本気で?)
What!(えーー!)
─いかがでしょうか?
①相手のことを考える力(ability to think about others)
②準備する力(ability to prepare)
③リアクションする力(ability to react)
という3つの力であれば、どれだけ「英語が苦手(I'm not good at speaking English.)」「話すのが苦手(I'm not very good at talking.)」と考える人でも、身につけられますよね?
英会話力って、こういう日本語にも通じる基本的なポイントを押さえておくことが、とても大事ですし、大前提になると思います。それでは3つの力について、「どうやって身につけていけばいいか(How do I learn to do this?)」を説明しましょう。【次回に続く】
※本稿は、『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』より一部を抜粋・編集したものです。