一読のすすめ
どんなスキルを得るにも勉強が必要な現代、その効率を高める「集中力」と「習慣化」はあらゆる人に必要な“武器”だ。
本書によると、集中力を鍛えるためには「持久力」が欠かせない。つまり、一定時間、とにかく勉強に取り組むことだが、これは意外と難しいものだ。
だからこそ本書では、勉強の環境を整備することや、心身の健康を整えることの重要性が力説されている。また最終章では、Q&A方式で、「仕事量が多くて悩んでいる鈴木さん」や「子育てとテレワークで時間がない田中さん」、「自身の完璧主義に振り回されている山本さん」などへのアドバイスも掲載されている。著者のアドバイスに従って取り組めば、勉強だけでなく仕事や家事、筋トレなどの効率もアップするに違いない。
いまの自分から脱したい、ここで一度ジャンプアップしたい――。そんな人に読んでほしい一冊だ。
評点(5点満点)
総合3.5点(革新性3.0点、明瞭性3.5点、応用性4.0点)
著者情報
荘司雅彦(しょうじ まさひこ)
1958年、三重県生まれ。81年、東京大学法学部卒業、旧日本長期信用銀行入行。85年、野村證券投資信託入社、86年9月、同退社。88年、司法試験合格。91年、弁護士登録。2008年、平均的弁護士の約10倍の案件を処理する傍ら、各種行政委員会委員等も歴任。元SBI大学院大学教授。
『大学受験BIBLE』『最短で結果が出る超勉強法』『最短で結果が出る超仕事術』(いずれも講談社)、『荘司雅彦の法律力養成講座』(日本実業出版社)、『小説離婚裁判』(講談社文庫)など著書多数。『男と女の法律戦略』(講談社)はドラマ「離婚弁護士II」の脚本に、弁護士の戦略として採用される。また「こたえてちょーだい!」(フジテレビ)、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)などテレビ、ラジオに多数出演経験あり。現在、サイバー大学客員教授として「六法と法哲学」を担当、NewsPicksのフォロワー数は10万人を超える。
(1冊10分で読める要約サービス flier)