たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築する。現在は予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出す。本書『逆転合格90日プログラム』は、短期間で実力を上げる高速学習法をまとめたものだ。本稿では、本書より内容の一部を特別に公開する。

「MARCH・関関同立」受験の絶対NG行為とは?Photo: Adobe Stock

大学や学部は絞る!

 例えば「MARCHの法学部」に行きたいと思った場合、中央大学の法学部と明治大学の法学部では、対策しないといけない内容が違います。

 明治大学は長文問題が出題されます。単語のレベルが高いですが、長文対策だけをすればいいので、気がラクです。

 一方、中央大学は長文問題に加え、和訳・英作・文法問題がそれぞれ大問単位で出題されるので、幅広い勉強が必要です(ともに2019年度の問題)。

 こうなると勉強の相乗効果がありません。偏差値的には同等でも、たくさん受験すると失敗します。併願校をたくさん受けるのは体力的・時間的に厳しいです。大学や学部はよく厳選してください。

 続いて、過去問の使い方について解説します。

 過去問は、まず最低3年分解きます。本来、過去問はもっとガンガンやりたいのですが、そうさせない理由があります。過去問が手に入りにくいからです。ネット書店の中古をたどっても、過去問が手に入りにくいケースがあります。販売していても非常に高額だったり、状態が悪くて書き込みが多かったりします。

 仮に、6年分(赤本2冊分)の過去問が手に入ったとします。3年分は傾向をつかむために使うとして、残り3年分は貴重な過去問になります。

 そこで、困ったらセンター試験の問題を解くことをオススメします。センター試験の過去問は大量に解き散らかすことができ、基本問題だけで構成された良質な問題集です。数Ⅲはセンター試験が無いため、第二志望以下のMARCHの過去問を解きます。ただお金がもったいないので、数学(数Ⅲ)のために過去問を買ったら、ついでに英語や理科も解きましょう。

(本原稿は、篠原好著『試験直前でも合格! 短期間で実力を上げる高速学習法 逆転合格90日プログラム』を編集・抜粋したものです)