李在明氏逮捕には
国会の同意が必要

 憲法上、現職の国会議員には、現行犯でなければ会期中に国会の同意なくして逮捕または拘禁されない不逮捕特権がある。現在は臨時国会会期中であるため、李在明代表に対する拘束前容疑者尋問(令状審査)をするには、国会の同意が必要となる。

 ソウル中央地裁は逮捕状請求書を受けた後、ソウル中央地検に逮捕同意要求書を送る。その後、法務部が最高検察庁から要求書を受け、大統領の裁可を受けた後、国会に提出する。逮捕同意案の国会提出までにかかる時間を考慮すると、国会での表決は今月26日前後とみられる。

 国会での表決は、民主党の議席が169議席あることから、否決することが有力である。ただ、民主党内では否決を党論とするか否かで意見が分かれているという見方もある。

 民主党の安浩永(アン・ホヨン)報道官は「検察の捜査は大庄洞の真相を明らかにするのではなく、野党を無力化し、大統領選挙のライバルだった野党第1党代表の政治生命を絶つ目的であることが明白」「李代表と民主党は決して屈することなく一致団結し、ただ真実と正義を守るために国民とともに戦う」と明らかにした。