頑張っているのに成果が出ない。どうすればいいのか、途方にくれる人も少なくないだろう。そんな人におすすめなのが、『1位思考──後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣』。「週刊ダイヤモンド」「トップポイント」など数々の書評で絶賛。創業9年目で売上300億円にしたアンカー・ジャパンCEOの猿渡歩氏、初の著書だ。猿渡氏は「適度にサボると生産性は上がる」という。27歳入社→33歳アンカーグループ最年少役員→34歳アンカー・ジャパンCEOになった著者が、参入したほぼ全製品カテゴリーでオンラインシェア1位になった秘密は、シンプルな6つの習慣にあった。本書の一部を抜粋しながら急成長の秘密を明らかにしていこう。

1位思考Photo: Adobe Stock

大学受験の失敗

 私は中学受験を経験し、都内の中高一貫校に進学した。

 まわりには優秀な人が多く、私の成績は極めて平均的だった。

 いわゆる進学校だったので、大学受験を目指して勉強を続けていた。

 しかし、結果的には志望する大学に合格できず、浪人した。

 それまでは大きな目的もなく、とりあえず勉強して、とりあえず大学に行こうぐらいにしか考えていなかったが、不合格を突きつけられ、初めて自分の将来をきちんと考えるようになった。

 当時、ライブドアによるフジテレビやニッポン放送株をめぐるニュースが連日放送されていた。

 M&Aという言葉も初めて聞き、なんとなく「ビジネスは面白そう」と感じた。

 ニュースで報道されていた用語はわからないものばかりだったが、これを学びたいと思った。

高校まで海外知らず

 また、英語は受験勉強をやっていたので読み・書きは多少できたが、聞く・話すは苦手だった。

 高校卒業までは、旅行含め海外は一度も行ったことがなかった

 あるとき、ビジネスをしっかり学び、英語力も向上させるなら、留学がいいのではと新しい選択肢が出てきた。

私の反骨精神

 このとき初めて、自分の進路を自分の意志で決めたのだと思う。

 そして私の反骨精神は受験の失敗によって醸成された。

 自分で決めた以上、全力でやるしかない。

 負けず嫌いに火がつき、この瞬間から「同世代で1位になりたい」と思うようになった

 浪人していたので、大学にはみんなより1年遅れた進学だった。

 その悔しさが大きく、米国の大学は4年かけずに早期卒業した。

 ただし、これは私の頭が元々よかったからではない。

 私の学生時代の友達もそう思うはずだ。

 生まれ持った才能やIQより、強い目的意識からくる「やり抜く力」は成功の原動力になる。

 これについては、本書第5章「1%にこだわる習慣」で詳しく触れたい。

(本稿は『1位思考』の一部を抜粋・編集したものです)