見下している相手の意見には
絶対に取り合わない

 なぜそこまで自信をもって、「自分は悪くない」と言い張れるのでしょうか?

 まず、このタイプはプライドが非常に高く、思い込みが激しい点が特徴です。

 自分が認めていない相手を見下す傾向があり、その相手からの意見にはけっして取り合おうとしません。間違いを指摘されても、絶対に認めずに、「そっちが悪いに決まっている」と決めつけようとするのです。

 因果関係から言うと、「失敗するような仕事を振ってきた相手が悪い」といったところから始まりますから、「自分は悪くない」「すべて他人が悪い」は本人としては成立するわけです。

 不倫をした夫が「俺に不倫をさせるおまえが悪い」と妻に開き直るケースがよくありますが、まさに同じ発想です。

 また、視野が狭く、思い込みが激しいため、全体を俯瞰したものの見方、考え方が苦手です。近視眼的に見たり考えたりする傾向があるため、自分の過ちにすぐに気づくことができず、本気で他人が間違っていると思い込んでしまうのです。

 だから、正々堂々と「私は間違っていません」と主張するのです。

 このタイプが上司だとしても、同僚や後輩だとしても、とにかくやっかいです。

 ミスを指摘した側は、言いようのないモヤモヤ感を覚えるはずです。

 職場で同じような経験をした人も多いのではないでしょうか?