新年度がスタートし、GWも近づいてきた。ただ、頑張っているのに成果が出ないと悩んでいる人も多いかもしれない。
そんなときおすすめなのが、『1位思考──後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣』。急成長企業「アンカー・ジャパン」CEOの猿渡歩氏、初の著書だ。猿渡氏は「適度にサボると生産性は上がる」という。
そんな本書を推薦するのが、「メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術著者・わびさんだ。
わびさんは、自衛隊などの社会人経験で身につけた仕事術、メンタルコントロール術についてツイートした内容が人気を集め、Twitterフォロワーは15.7万人を突破、ネットメディアにもたびたび取り上げられている。
書評家としても鋭い論考を投げかけるわびさんに、『1位思考』を活用しながら、新年度をらくらく乗り切る知恵をシェアしてもらおう。

1位思考Photo: Adobe Stock

「面接を通過する10のコツ」で印象深いフレーズ

Q1位思考』の巻末プレミアムには、「面接を通過する10のコツ」が収録されています。
「自衛隊→市役所→航空業界」とまったく違う職場で環境を変えながら、年収アップ実現&メンタルダウンがウソのようにイキイキ活躍されているわびさんに質問です。
 この巻末プレミアムを読んで一番印象に残ったフレーズとその理由を教えてください。
 さらに、新卒・中途採用面接で、「この部分のこのフレーズはこう実際の面接で活かすと本番で10倍活用できますよ」と、わびさんならではのアドバイスがありましたら共有させてください。

わび「面接を通過する10のコツ」は使えるものばかりだと思います。

 なかでも一番印象に残ったフレーズは自分のオリジナリティを伝える」ですね。

 これは私が転職のときも力を入れたことの一つです。

 特に、職務経歴書の冒頭の要約には、自分のオリジナリティを凝縮して入れました。

 自分が採用側に立てば、この理由がなんとなくわかると思います。

 採用担当になると、自分の業務の合間に、たくさんの職務経歴書に目を通さなければなりません。

 そんなとき、冒頭の要約が平板的な内容だと、その後に書かれているいいことも流し読みになってしまいます。

 ですので、採用担当に冒頭で「おもしろそうなヤツ」と思わせることが大事だと思います。

 また、面接の際も同じで、最初に自分のオリジナリティを印象づければ、面接官の質問の軸がブレずに進むので、終始自分のペースで話すことができるのではないでしょうか。

1位思考』には、採用面接に自信のなかったかつての自分に読ませてあげたい「面接のコツ」が詰まっています。

 これは新卒にも中途面接にもとても有効だと思います。

 なにかモヤモヤしてたり、現状を変えたい人は、読んでみることをおすすめします。