回数は?鍛えられる筋肉部位は?

 今回紹介する2つのトレーニングはいわゆる“ラダー・フォーマット”、つまり、はしご形式で実行してください。

 十分なウォームアップ(またはワークアウト)の後、15回のスクワットに続いて15回の腕立て伏せから始めます。そして、14回、13回、12回と数を減らしながら、1回ずつまで下っていきます。そうして合計240回のリピティション(2つ以上を一つのユニットとして繰り返すこと)で、胸・肩と三頭筋そして大腿四頭筋を鍛えていきます。

写真:毎日3000回の「腕立て伏せ」をしていたインド人レスラー、グレート・ガマ(The Great Gama)氏

 本名はGhulam Mohammad Baksh Butt。1878年5月22日に生まれ、1960年5月23日に亡くなりました。

 植民地時代のインドのパンジャブ州の小さな村に生まれ、1910年10月に世界ヘビー級王座となります。全盛期の記録では、身長173センチ体重110キロ。彼は52年以上のキャリアで無敗。レジェンドレスラーを語るうえでは、欠かせない存在となっています。