日本企業の意思決定や実行を阻むものは?
なぜ、日本企業は意思決定ができないのだろうか。阻むものは、「過去の成功体験」と「社内での常識」。グローバルやイノベーションという表現は使われていても、考える際の視座が、社内の常識の範囲にとどまり、自分たちが知っている世界に終止しているのが原因と思われる。
それでは市場や顧客視点で見ると、本当に新しい価値を生み出しているようには見えない。これまでの延長線の中での改善では、新しいものを生み出すための意思決定ができない。今必要なのは、何を変えないかではなく、何を変えるかだ。
自社の置かれた状況が冷静に見えているのであれば、現状をどう変えていくかに焦点を当てた意思決定の見える化、企業風土の変革に手を付けるはずだ。