自分の考えていることが、うまく人に伝えられない」「人とコミュニケーションをとることに、苦手意識がある」と悩む方は多くいます。しかし、その悩みこそ「相手とよい関係を築き、人を動かす」ための第1歩に変えられるのです。『超完璧な伝え方』の著者、4代目バチェラー・黄皓氏による「誰とでもスマートに人間関係を築く」ための簡単なテクニックを紹介します。

「営業がデキる人」は絶対に注意している「パソコン」の使い方Photo: Adobe Stock

「パソコン」を商談のときどう使っているか

次のイラストを見て、どちらの相手が信頼できるか考えてみてください。

「営業がデキる人」は絶対に注意している「パソコン」の使い方超完璧な伝え方』より

いかがでしょうか。②のほうが信頼できませんか。

何が違うのかというと、②のほうは「自分の情報を開示」しているのです。

パソコンの画面や手元に何があるかを開示することで、心理的に「この人は、自分の情報をさらけだしてくれている」と相手は感じます。

それが信頼感や親近感につながるのです。

一方の①はパソコンの背面を相手に向けています。

相手が何を見ているのかわからないと気になりますよね。

見た目にも壁を感じます

ちょっとしたことですが、実はこれが不信感や距離感を生むのです。

だから「できる営業担当者」ほど、絶対に相手にパソコンの背面を向けて作業しません。

何かをするときは必ず相手に画面を見せています。

会議でパソコンを使って議事録を取るときや、打ち合わせや商談でパソコンを使う際はぜひ意識してみてください。

相手から手元が見えるように紙や手帳を広げてメモをすることも「自分の情報開示」として効果的です。

(黄皓著『超完璧な伝え方』から一部を抜粋・改変したものです)