シン富裕層
ノウハウビジネス型

 昔からある情報商材ビジネスの現代版で稼いだシン富裕層。通信環境の改善やスマートフォンの誕生をはじめとしたデバイスの進化、SNSや販売プラットフォームの浸透などが重なり、少ない元手で効率的に事業を展開することが可能になって台頭してきた。

 投資やせどり(中古品販売)、アフィリエイト、ビジネススキル、動画配信などのノウハウを数万円のレポートにまとめて販売する。例えば、1本5万円のレポートが1カ月に50本、年間600本売れれば、年収3000万円になる。これに、より高額なコンサルティング事業も絡めて、年収数億円を稼ぐシン富裕層もいる。

 ファーストペンギンタイプで、新しいことやリスクが高そうなことにも、面白さやチャンスを感じたら飛び込める人が多いという。

シン富裕層
YouTuber型

 YouTubeをはじめとした動画配信を起点に財を成したシン富裕層。前述のノウハウビジネス型が、認知度や信頼性を高めるために「ビジネス系YouTuber」として活躍しているケースもある。

 また、HIKAKIN(ヒカキン)やフワちゃんのように、YouTuberとして名をはせたことによってテレビで引っ張りだことなり、芸能人化する人も。

 最近は、トップクラスのYouTuberでも動画の広告収入だけでは稼げなくなりつつあるようだ。一方で、動画再生回数やチャンネル登録者数などYouTuberとしての実績を買われて、本の著者や売れっ子専門家の道を歩みだす人も増加中だ。