スペックで検索してみると
驚異の差が
続いて「タイプCケーブル 100W」で検索してみた。100Wでの充電に対応したUSB Type-Cケーブルを探そうというわけだ。つまり、製品名がズバリ決まっているわけではない状態での検索だ。価格が安い順で調べてみた。
楽天市場では、544円から製品が表示されるが、これは何ワットで充電できるか分からない。どこかに書いてあると思うのだが、とにかく情報が大量に書かれていて、製品ごとにまったく統一感がないので調べるのが面倒だ。
660円の製品も18Wでの充電と表記されており、700円の商品――最安値から五つ目でようやく希望の条件に合致するものに出合えた。ひたすら情報が分かりにくく、検索キーワードが正しくないのではないかと自分を疑ってしまう。
アマゾンで同じキーワードによる検索を行ってみると、なんと139円から100Wで充電できるケーブルが表示される。300円台のケーブルを含めると山のように選択肢があり、その多くが100W対応だ(一部100W非対応も含まれるだろう)。こちらも、安すぎて怪しい感じがしなくもないが、表示された中から知っているブランドのものを最安値で買うこともしやすい。
今回の検索では、価格、製品数ともにアマゾンの圧勝だ。
ショップに入ってからが
分かりづらい楽天市場
アマゾンは製品を見つけたら、内容やスペックを確認してすぐに購入できる。ところが楽天は、商品をクリックしてもそれぞれの店舗のページが開く仕組みになっている。
今回はケーブルを探しているのに、その店が押しているスマホのケースなどの情報がいくつも表示され、少しスクロールするとようやくケーブルの情報に巡り合える。
しかも、ショップごとに必要な情報の書き方がばらばらで選びづらいことこの上ない。楽天市場は、“市場”なのでたくさんの販売店が集まっているわけだが、それが買いづらいという悪い結果を招いているとしか思えないのだ。
さらに、楽天市場は、他のショップが販売している類似商品の情報がほとんど表示されない。店の中に入ったら、なんとかそこで買ってもらおうと、「ポイント還元」などの情報を打ち出してくる。対するアマゾンは、類似の商品や比較情報がたくさん出てきて、自分に合った商品が見つけやすい。スペック比較の表まであるので初心者でも探しやすい。