「サービス精神」とは、相手を喜ばせ、楽しませ、うれしい気分にさせようとする気持ちのこと。そんな人がその場にひとりいるだけで、雰囲気はパーッと明るくなり、みんながリラックスして話せるようになるものです。
ここでの悩みのように、「悪気なく相手を傷つけることがある」といった「サービス精神」がマイナスにあらわれていることも、自分にとっての大きなエネルギーにできるのです。
「サービス精神」がマイナスにあらわれると
では、なぜ「悪気なく相手を傷つけてしまう」のでしょうか。
それは、「相手をクスッと笑わせたい」「なんとか打ち解けたい」という気持ちが、独りよがりになってしまうことがあるからです。
誰しも悦に入れば、周囲が見えなくなってしまうもの。
そんなとき、その場の空気感に流されて、調子に乗ってちょっと悪態をついたり、オヤジギャグを連発したり、相手を不必要にイジったりしてしまうことはありませんか。
芸人の世界では、相手を「落とす」ことで笑いをとる手法もあるようですが、一般の世界ではなかなか受け入れられにくいもの。
結果として、「サービス精神」のつもりでやったことが、かえって相手を不快な気持ちにさせてしまうことにつながるのです。
「サービス精神」がプラスにあらわれると
ではどうすれば、サービス精神をプラスの出方にすることができるのでしょうか。それは「相手も楽しめているかな」と確認する姿勢を常にもつことです。