スミソニアン協会でのショッピングは無税
日本の消費税に相当するセールスタックスは州や市によって異なりますが、DCは6%。ニューヨーク8.875%、サンフランシスコ8.5%など、他の大都市に比べて少し安めではありますが、そのセールスタックスがスミソニアン協会の博物館・美術館では、なんと0%(食事は別)。値札の金額がそのまま支払い金額となり、高額のものやまとめ買いに断然オトクです。
What’s New in Washington, DC?
コロナ禍を経て、アメリカの町はどこも大きな変化が見られます。DCで日本人旅行者にとっての朗報が、鉄道のメトロレイルSilver Lineダレス国際空港への延伸です。日本から全日空とユナイテッド航空の直行便が発着するダレス国際空港からDCの中心部まで1本で行けるようになりました。
全米屈指の人気博物館である国立航空宇宙博物館は大修復工事が進行中で、昨秋に半分だけオープンしました。人類初の動力飛行に成功したライト兄弟の「1903フライヤー」や無着陸単独大西洋横断に初めて成功したリンドバーグの「スプリット・オブ・セントルイス」、月まで行ったアポロ11号の司令船「コロンビア」など人類史上輝かしい航空機、宇宙船が展示されています。
また、ミュージアムの宝庫と呼ばれるDCに、言語に特化した博物館「プラネットワード」や、さまざまな現代アートが楽しめる「ルーベル美術館DC」も新しく加わり、人気の「国際スパイ博物館」もスケールアップして再オープンしました。
もし、DCで日本関連のものを見学したいなら「ウドバー・ハジー・センター」はマストです。第2次世界大戦で獅子奮迅の活躍をした名機が展示されているのです。零戦以上の性能をもちアメリカ軍を驚かせた紫電改、B-29迎撃に貢献した月光、潜水艦に折りたたんで積み込んだ特任攻撃機・晴嵐、日本初のジェット戦闘機・橘花など、日本でもこれだけのものを一度に見られる所はなかなかありません。場所はダレス国際空港の近くで中心部からは離れますが、訪れてみる価値は十分にあります。もちろん、入館料は無料。
円安の今、おとくに・楽しく旅行ができる町がワシントンDC。次の旅先、ひさしぶりの海外旅行にアメリカ・ワシントンDCはいかがでしょうか?
旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック
世界の政治の中心であるアメリカ合衆国の首都ワシントンDC。大統領官邸ホワイトハウスや国会議事堂、林立する政府機関に世界中から観光客が訪れる。さらに世界最大の博物館や美術館の複合体であるスミソニアン協会の本拠地があるのもここワシントンDC。人類と地球のお宝が詰まったミュージアムの宝庫も見逃せない。
※当記事は、2023年5月15日現在のものです
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