テレビで紹介されて大反響となった、魔法の万能調味料「料理酒オイル」。料理酒とサラダ油を4:1で混ぜただけのこの調味料を使うと、家庭料理に「奇跡」が起こります! 野菜炒めは町中華のようなシャキシャキ炒めに、ハンバーグは老舗洋食屋ような肉汁じゅわっと系に、煮物や汁物も味が深まりコクウマに! このたび、考案者クック井上。氏のさらなる研究の成果を含めて、待望の料理酒オイルレシピ本「魔法の万能調味料 料理酒オイル いつもの料理が突然プロの味!感涙レシピ100」が出版されました。今回は、長年、料理下手コンプレックスに悩んでいた担当編集者が、料理酒オイルを使って劇的にもやし炒めが変わった、そのリアルなビフォーアフターを紹介します。(文・井上敬子)

シナシナの「肉もやし炒め」が、中華屋さんのシャキシャキ炒めに! 衝撃のビフォー・アフター料理酒オイルを使わず普通に作った「肉もやし炒め」(左)と料理酒オイルを使って作った「肉もやし炒め」(右)。シャキシャキ感の差は歴然!

原価30円のもやしが、500円以上の「中華屋さんの肉もやし炒め」に昇格!?

 前回、「料理酒オイル」(料理酒とサラダ油を4:1で混ぜたもの)を使うことによって、担当編集者である私の、イマイチな「肉もやし炒め」が激変した話を致しました。今回はそのビフォーアフターをお見せしたいと思います。

「たかがもやし炒め、されど、もやし炒め」です。原価30円のもやしを使っていても、中華屋さんのおいしい「肉もやし炒め」なら、500円以上払ってもいいと思ってしまいます。おいしいというだけで10倍以上の価値が出るのが「肉もやし炒め」というもの。自分でおいしく作れたら、こんなにお得なことはありません!

 さて、では実際に、料理酒オイルを使う前と使った後とで、その見た目はどのくらい変化するのでしょうか? そのビフォーアフターを撮ったのが、冒頭の写真です。左が「料理酒オイル使用前」、右が「料理酒オイル使用後」です。

 味を写真で表現するのは難しいですが、パッと見だけでも、左はもやしがシナっとして少し水も出ており、右はフレッシュでシャキシャキなのが分かると思います。素材感が分かりやすいように、味付けは本書に載っている調味液ではなく、塩、こしょうだけにしています。

 ちなみに、もやしをシャキシャキに炒めるだけなら、あまり火を通さなければいいわけですが、それだと、もやしが半生で青臭いままになってしまいます。左の、料理酒オイルを使わずに普通の手順で作ったもやし炒めは、もやしの青臭さが気にならなくなるまで炒めて、最後に塩、こしょうを振ったものです。ちなみに、うちのコンロはIHなので火力はあまり強くはありません。

 対して、右は、料理酒オイルを使った炒めもののセオリー通り、肉→キャベツ→もやしと、火を通したい順にフライパンに重ねて料理酒オイルをかけて1分放置、天地を返して30秒放置の後、塩、こしょうを振って味付けしたものです。通常の肉もやし炒めより、時間も短くできて、見た目もフレッシュですが、火はしっかり通って青臭さは全くなく、しかも味もぼやけず、しっかりとついています。

 味のビフォー・アフターをご紹介できないのが残念ですが、是非、やってみていただければと思います。肉もやし炒めについて熱く語ってしまいましたが、料理酒オイルを使えば、炒め物全般がこのように変わります。青菜炒め、青椒肉絲、回鍋肉……、すべて町中華のようなシャキシャキのプロっぽい仕上がりになります。

料理酒オイルの作り方や使い方の詳細は、「魔法の万能調味料 料理酒オイル いつもの料理が突然プロの味!感涙レシピ100」を参考にしてください。