石井亮次アナウンサーが大人気だ。『ゴゴスマ』(TBS系)に加え、今春から長寿番組『世界ふしぎ発見!』(TBS系 土曜午後9時)の草野仁アナウンサーの後任司会者や、『ノックは無用!』『ノンストップゲーム』など伝説の番組も生み出した関テレ土曜昼枠の新番組『LIVEコネクト!』のレギュラー司会者も務め、毎日テレビで見かけない日はない。地方ローカルだった『ゴゴスマ』(TBS系)を全国区の人気番組に躍進させたばかりか、全国からも依頼が殺到するのはなぜなのか? 石井亮次アナウンサーが自らのコミュニケーション術や話し方を余すことなく書いた著書「ゴゴスマ石井のなぜか得する話し方」から抜粋して紹介する。

頭のよい人が無意識に考えている「質問」のコツPhoto: Adobe Stock

質問は口に出す前に整理する

「これが聞きたい」と思って質問しているのに、相手が「違うレベルのこと」を答えてきて、なんだか話がかみ合わないことってありませんか?
 それはもしかすると、質問の仕方に問題があるのかもしれません。

 たとえば、家で夕飯の時、こんなことがありました。

石井「これ何?」
妻「これ? 魚やけど」
石井(心の声)「いや、そんなんわかってる。なんの魚か聞いてるんです」

 とても単純な例ですが、こういうことはよくありますよね。

 この場合、僕の質問が足りていないのです。おそらく頭のよい人なら「これは何の魚なの?」と聞くのです。

 一方、こんなこともありました。

 地方での仕事のため、前泊しようと思ってホテルを事前予約したのですが、前日の仕事が夜遅くなりそうで、夜のうちのチェックインは無理だとわかりました。
 でも、できればキャンセルするのではなくて早朝から仕事の時間まではホテルの部屋を借りて、ゆっくり休みたい。

 その場合、宿泊予約のままでいいのか、いやそれともキャンセルしてデイユースで取り直すべきか……。でもネットで調べるとデイユースは割高だな……。
 そんなことを頭の中で考えながらホテルに電話しました。
「予約している次の日の早朝に着いて、チェックアウト時間まで部屋を使いたいんですけど、デイユース見たらそっちのほうが割高で……」
 と、つい頭の中にあった「グチャグチャ」な内容をそのまま伝えてしまっている途中で、気づきました。
「あ、ホテルの人、クレームかと思って困ってはる……」

 違う違う。クレームじゃない。
 よく考えれば、僕が質問すべきだったのは「早朝のチェックインは可能ですか?」ということだけ。その他の事情やデイユースの話は、相手にとってまったく「不要」な話でした。

聞きたいことだけを、一度の質問につき一つ

 この時、改めて心に刻みました。
「質問は一つだけ、過不足なく、シンプルに聞く」のがベストだということを。

 相手に「この人、何が聞きたいんだろう?」と悩ませたらダメです。自分側の意見表明や個人的事情の説明もしないほうがいい。ズバリ、聞きたいことだけを、一度の質問につき一つ。これが誰かに何かを教えてもらう時の大事なポイントだと思います。

*本記事は、「ゴゴスマ石井の なぜか得する話し方」から抜粋・編集したものです。