自分の意見に
従わない人はすべて敵
敵が多い人は、自己本位(自己中心的)で、他人の気持ちを考えずに自分の意見を押しつけようとしがちです。その際、「自分の意見に従わない人はすべて敵だ」と判断します。
つまり、自分のルールがすべてであり、常にまわりの人を「敵か、味方か」でしか判断することができず、自分のルールに従わない人(つまり敵)は徹底的に排除しようとするのです。
その一方で、敵の多い人は常に、「自分の人生、何事もうまくいかない」と大きな不満を抱えています。
ふつうに考えれば、まわりの人を否定してばかりでは何事もうまくいかないのが当然でしょう。それこそ多様性を認め、いろいろな考え方を受け入れてこそ、ものごとはうまく進んでいくものです。
でも、なかなかそれに気づけません。そのあげく、コミュニティのなかで孤立してしまい、ますますものごとがうまくいかなくなってしまうのです。
あなたのまわりにもそんな人がいるかもしれません。
たとえば勤務先に、常に成績を気にして、数字を求めたり、部下を追い込んだりしているくせに、自分は「なんでこんな思いをしなきゃいけないんだ」とか、「どうしてこんな仕事をしなきゃいけないんだ」などと、不平不満を口にしている上司が。
そんな日々が楽しいわけがありませんし、意味があるとは思えませんよね。
あなたが、そんな負のループに陥らないようにするには、まず自分の考え方を一度疑ってみるべきです。