また困ったことに、理由もなく平気で個人を攻撃するような人は、次々と攻撃対象を広げていく傾向があります。
自分の気持ちを満足させるためなら、攻撃する相手は誰でもいいし、理由なんてあってもなくてもいいのです。
しかし、当然のことですが、そんなことを続けているうちに、誰にも相手にされなくなるでしょう。
「感謝力」を磨く努力をしないと、気がついたときには“まわりは敵ばかり”という状況になってしまうのです。
思っていることを
すべて口に出してしまう人
そんな負のサイクルに陥りやすいのは、やたらに文句や悪口を口にする人ばかりではありません。
たとえば、思っていることをすべて口に出してしまう人や、遠回しに嫌味な言い方をする人も、敬遠され、敵を増やしてしまうことが少なくありません。
もちろん、人とコミュニケーションを取る場合、正直な気持ちをいったほうが伝わりやすいでしょうし、正直に伝え合うのが原則でしょう。でも、それは程度の問題です。
本当に理解し合い、心が通い合っている相手なら、ストレートな言い方をしても誤解なく伝わるかもしれません。
しかし、まさか、相手のことを愚かだと思っているからといって、それをそのまま口にしたら、相手の怒りが爆発するか、あるいはそんなことをいう人こそ愚かだとバカにされることでしょう。