サウナの入り方に戸惑う初心者から、サウナ慣れしてととのいにくくなってきた熟練サウナーまで! それぞれに合わせた「究極にととのう」ための入り方を、自らもサウナーの医師が解説した書籍「医者が教える 究極にととのう サウナ大全」が発売に!日常のパフォーマンスをあげ、美と健康をレベルアップする「最高のサウナの入り方」を、世界各国のエビデンスを元に教えます。この連載では本書より、一部を抜粋してご紹介します。

恐怖! メラニンが増えて顔が黒くなる?サウナの入り方ワースト1photo:Adobe Stock

日に焼けたわけでもないのに肌が黒くなる?

 サウナ浴は、基本的には肌を美しくする効果があります。しかしやり方によっては悪いことも起こります。それは「激しく入ると肌が黒くなる」ということ。なぜ、日に焼けたわけでもないのに肌が黒くなるのか、どうすれば防げるのかを説明します。

「ストレスホルモン」が出ると「メラニン」が生成される

 サウナの環境は体にとって過酷なので、「ストレスホルモン」が出ます。すると、遺伝子の構造的に「メラノサイト」を刺激するホルモンが同時に出て「メラニン」が生成されます。

 本来、メラニンは肌の奥深くに紫外線が届かないようにするために作られるので、基本的には紫外線を浴びると生成されます。

 ところが、実はサウナに入ってストレスホルモンが出ることによっても、生成されてしまうのです。メラニンは色が黒っぽかったり、黄赤っぽい色をしているため、メラニンが増えるほど肌が黒ずんで見えます。

「しんどく感じない」ように入ればメラニンは作られない!

「もう怖くてサウナに入れない」「肌がきれいになる一方で、黒くもなるって、結局どうすればいいの?」と、思った人もいるかもしれません。でも、大丈夫です。メラノサイトを刺激せず、「赤ちゃんのようなピンク色の肌にする」「肌をケアする」というサウナの美容メリットを享受する方法がちゃんとあります。

 それは、「しんどく感じないように入る」ということ。

1▶「気持ちがいい」と思える範囲で入る
 辛いのを無理やり我慢して入るのが一番よくありません。ストレスホルモンがバンバン出て、メラニンもたくさん生成されてしまいます。だから、気持ちがいいと思える範囲に留めて入るのが大事。

「気持ちがいい」の範囲は、そのときの体調や状況によって変わります。いつもと同じ入り方をしていても辛いと感じたら、その日は無理せず軽めにしておきましょう。これはサウナ室に限らず、水風呂も同様です。「熱くて辛い」「冷たくて死にそう」を繰り返すような激しい入り方はやめましょう。

2▶顔を、タオルやサウナハットで覆う
 サウナ室で、しんどいと感じにくいテクニックを紹介します。それは「顔をタオルで覆う」こと。サウナハット(頭皮や髪を熱から守るためにサウナ室でかぶる帽子)を目深にかぶるのもよいでしょう。男性も有効ですが、女性のほうが熱さに敏感で辛いと感じやすいので、これだけでだいぶラクになるはず。

 ちなみに、快適と感じるサウナ室の温度は男性と女性では5℃ぐらい違います。ロシアの研究によると、男性が最適と感じるのは80~85℃。それに対して女性は70~80℃とのこと。ロシア式の高温・高湿度サウナで比較した研究なので、ドライサウナの場合は、もっと男女差が広がる可能性もあります。

 *本記事は、「医者が教える 究極にととのうサウナ大全」から抜粋・編集したものです。